渡辺恒雄はヒトラーと東條英機を同じと言い放つ
文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます。
平成18年2月2日木曜日晴れ △
今日、発売の週刊新潮2月9日号に下記のような記事が掲載されていました。
以下引用
「東條はヒトラーと同じ」と言い放った「渡辺会長」
「一人の人間(小泉首相のこと)の、1日1分以内のパフォーマンスで国が動く状態というのは、僕は戦争中、近衡(文麿)さん、東條(英機)さん、それ以降の政治を見てますから、あれに似てくるという危険性を感じるんですよ」
1月23,24日に放送された、TBS「NEWS23」の渡辺恒雄読売新聞社主筆(79)インタビュー。最近、ライバル.朝日新聞発行の月刊誌『論座」にまで登場し、小泉政治に苦言を呈している渡辺氏だが、更にこう続けた。
「東條っていうのは、ヒトラーと同じなんですよ」
なぜ小泉首相の靖国神社参拝に反村するのかを説明した際の発言である。ユダヤ人を大量虐殺したヒトラーと東條元首相が「同じ」とは、いかにも乱暴。昨年、公明党の福本潤一参院議員が予算委員会で同趣旨の発言をし、不遭切だったと自ら議事録からの削除を求める騒動も起きている。渡辺氏に改めて真意を尋ねると、「東条は、ヒトラーのような、人種抹殺のガス室殺人のようなことはしなかったが・・・・との趣旨を、私は別の場所で発言している」
しかし、一方で、
「外国から見れば、ヒトラーも東条も同じ狂気の独裁者とされても仕方のないものがある」
「東条は、ヒトラーとは違う独裁者だとして、彼を弁明する必要はあまりない」とも。東條元首相の孫である由布子さんが嘆く。
「世界で最大の発行部数を誇ると威張っている新聞杜のトップにして、こういう認識というのは本当に残念です。最近の渡辺さんは、TBSや朝日など左翼的なメディアに利用されているようにも感じます」
引用終わり 週刊新潮2006年2月9日号p36
(引用文中に東條と東条と二つの漢字が使われておりますが、そのまま引用させていただきました)
あまりにも醜い発言です。
東條英機元首相に関して、同じ週刊新潮に下記のような記事があります。
以下引用
「東條英機」に感謝状を贈る「ボース記念館」
東條英機元首相に、インドのチャンドラ・ボース記念館から感謝状が贈られる。
「以前からボース記念館に来てくれとお誘いを受けていました。」
と言うのは元首相の孫娘の東條由布子さん。3月に記念館のあるカルカッタを訪れ、故人に代わって感謝状を受け取るそうだ。
「昨年末に記念館から、大東亜会議へのボース氏招請を大変光栄に思う。結果的にインドが独立できた。東條英機氏に感謝状を贈りたいとの申し出がありましたので、招待を受けることにしたのです。こんなに嬉しいことはありません。祖父があの世でどんなにか喜んでいるでしょう。」
チャンドラ・ボースは第二次大戦中、急進的な反英活動を展開したインド独立の志士。記念館はボースの邸宅を改装して作り、遺品などを展示している。
「館内に東條のコーナーを作りたいというので、ウチから祖父の写真やドイツ武官時代に父に送った手紙などを提供しました。インドの留学生がCD-ROMに記録して持ち帰ったのです。ネットでも見られるようにするということでした。」
引用終わり 週刊新潮2006年1月19日号p141
なんと対照的な記事でしょう。
ナベツネのように老醜は曝したくはないものです。