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吉田康彦
元埼玉大教授(現北朝鮮?大阪経済法科大学教授)
文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます。
「私は拉致疑惑事件は韓国公安機関の安全企画部による謀略ないしデッチあげ、と信じる」(『アエラ』臨時増刊九七年七月五日号)。
核開発については、「北朝鮮の核開発は人畜無害である。誰もその実害をこうむってはおらず、国連が制裁するのは筋違いだ」(『サンサーラ』九四年六月号)。
「北朝鮮が日本に宣戦布告をしてきたらどうなるか読者諸氏はご存じだろうか。憲法九条は国の交戦権を否定しており、憲法に忠実に従うかぎり、日本国民は北朝鮮軍のなすがままに身を任せ、座して死を待つほかないのである」(『新潮45』九四年七月号)。
9月17日以降「被害者家族らの反発はもっともだが(死亡とされる人たちが)やはり生きていたといった新事実は出てこないだろう。もしそうだとしても解明には相当の困難が伴うし、すぐには無理。日本政府もこれ以上もめずに、正常化交渉を進めていくのが国益にかなう」(日本海新聞、十月十日)。
IAEAの委員として北朝鮮に入国した吉田康彦は、自分が北で撮影したビデオを
TVで公開して北の豊かさを強調していた。
清流館で「庶民」が冷麺を食べているシーンを見せて、「食料も充分とは言えないですが、
行列すれば食べられるようですね」「テレビは労働者3月分の給料で買えます」・・
まるで三十数年前の寺尾五郎のような感想を述べていた。
元在日朝鮮人の主婦の安本さんという人に、ある日突然子供の頃に帰国した兄弟から連絡があった。
それは、一家の惨状と援助を訴えるものであったが、彼女は早い時期に帰化しており総連の同胞とも没交渉だったので
、北朝鮮の実情が分からず気が気でなく、またテレビで見た吉田康彦の話と兄弟の話があまりにも違うため
思い余って吉田康彦に電話をかけた。
その時の彼の返事は「貴方の御身内の方がおっしゃっているのなら、そうでしょう」
吉田はIAEAに入る前は、NHKの国際局報道部長。
今回いろいろな親朝鮮派?といわれる方々に過去の著書、発言などに対していろいろ質問をさせていただきましたが、お返事をいただけたのはこの吉田先生ただお一人でした。私のような見ず知らずの者のぶしつけな質問に対して真摯にお答えいただき感謝いたします。
考え方の違いなどはいろいろあるでしょうが、こういった姿勢を一部の政治家、学者、有識者などもみならっていただきたいものです。
ただ、私はこの吉田先生の考えには同意しかねますけど。
あと、私には吉田先生は充分に「拉致はない」といっていたようにお見受けいたしました。
ホームページに自宅の御住所、電話番号、FAXまで載せるという真面目なお人柄が影響されているのでしょうか。