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ヤモリ
平成20年10月16日木曜日晴れ ×
週刊誌の「文春」と「新潮」はよく買う週刊誌ですが、その「文春」に連載されている竹内久美子さんの「ドコバラ!」というコラムは、「阿川佐和子のこの人に会いたい」とともに楽しみにしています。今週号の「ドコバラ!」はヤモリについてでした。ヤモリは当店の前にある花壇にもよく出てきます。ナナちゃんがいるころは、ナナちゃんにとっつかまって、ナナちゃんが見せに来た子供のヤモリを逃がしてあげた事もあります。
ニホンヤモリの寿命についての質問に竹内氏が答えていたのですが、自然界においては不明だそうで、飼育条件による違いも指摘されていた。その飼育条件とは、冬眠させるかどうか。ほ乳類とは虫類を一緒にするわけいはいかないがと断わりながら、ほ乳類の場合は冬眠する種は長生きの傾向があるそうです。シマリスを冬眠させるグループとさせないグループに分けた場合、冬眠させたグループの八年目の生存率が七〇%に対してさせないグループの生存率は四〇%だそうな。
ニホンヤモリも冬眠するそうですので、飼育下においても冬眠させることで、寿命がのびる可能性があると書かれています。今、どんどん環境が変わってきていますから、そのうち自然界においても冬眠しないヤモリも出てくるかも。
随分前に、酔っ払って歩いている時に、夜中にかかわらず足元をハトがエサを探してウロウロしていたことがありますから。都会は夜中でも明るいから鳥目でも活動に支障ないのでしょう。
今回のこのコラムでこれも初めて知った事ですが、ニホンヤモリは人間あっての存在だそうで、人家やその周辺にしかすんでいないそうです。旧市街地にはすんでいるが、新しい住宅地には最初はいなくて、かなり年数がたってからすむようになるそうです。
スズメも人里の方に多いと聞いた事がありますが、ヤモリも似たようなものなもの。いや、ヤモリはその名のとおり「家守」なのでしょうか。
写真は当店の花壇に今年来ていたヤモリ。ちなみに、ニホンヤモリは昆虫、クモ、特にゴキブリ、ガが大好物だそう。うちの店はホウ酸だんごを置くようになってから、ゴキブリに悩まされる事はなくなりました。ネズミは侵入してきたら、ネズミホイホイで徹底的に駆除するようにしていますので、新しい進入口をあけられるまでは、大丈夫です。