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山崎拓の歴史観

平成20年8月20日水曜日晴れ一時小雨 ×
 先に、山崎拓氏は北朝鮮問題において安倍晋三前首相と舌戦を繰り広げ、そして、支那にて北朝鮮の要人と接触しているそうです。
 その山拓氏が、先日、古本屋さんで買ってきた「論座」の「元祖『タカ派』が憂う浅慮な『タカ』の増殖」と題したインタビューで実にいいお話をされていました。
以下引用
 
「世代交代が顕著に進んで戦前・戦中の世代がほとんどいなくなり、戦争の恐ろしさとったことについての感覚が非常に鈍っている。その結果、軍事力を背景にした外交をやるべきだという、我々がいったん放棄した考え方が再び目立ち始めていると感じます。
 典型的な例は核武装論です。誰が言っているとか、名指しするとゴシップになるから避けますが、そのような発言をする議員が出てきています。しかし、これは日本の国是にも反することです。我々の世代は、そういった単純明快な議論をいさめていく必要がある。その責任を感じています。」
(p45)

北朝鮮について
「朝鮮半島の核武装は日本にとって最大の脅威なんです。それに、北朝鮮の核問題との見合いで、日本の中にも核武装論がでてきています。それを封じるためにも、朝鮮半島の非核化は必ず実現しなければいけない。私がそれに情熱を傾けていることや、拉致問題の第一線に立っていないことは事実ですが、それをもって国賊扱いされたのではかないません。」
略)
「要するに安全保障問題ついての見識がないと思います。本当の国益は何なのかということについて考えが足りないと思う。日本の平和と安全が本当の国益です。これを守らなければ日本の繁栄も国民の安全もありませんよ」
(p48)

中国脅威論について
「法律用語や国会答弁用語でいえば、能力があっても意図がなければ『脅威』ではない。中国には、日本に対して戦争しようという意図はありません。中国へ行ってみればわかりますよ。08年の北京オリンピックを成功させるために、国を挙げて取り組んでいます。そんな時に外国と争う余地はない。中国が、外国と戦うということで得る利益はゼロです。過去の怨念だけで日本を攻撃してくるなどということはありません。もっと戦略的に物事を考えた方がいい。」

 中国の軍事費と政治意思決定の不透明さについて
「不透明とは言うが、公表された資料から、だいたいにおいて中国の軍事力の実態というものはわかる。年々軍事力が膨張してくるのもわかりますが、外交上の努力によって脅威とならないようにカバーするしかないと私は思います。中国の軍事力の膨張を止めるというのは内政干渉ですし、彼らはやめておけと言ったってやります。それを脅威化しないようにするのが大事だと思います」(P49)

 自分の政治位置について
位置から言えば真ん中でしょうし、外交安保に関する限りは良識派です。自分で自分を位置付けるのはおかしいですが、極端なところはまったくない。私に任せていたら大丈夫ですよ。バランス感覚抜群だから。(笑い)
 自民党の中に良識派は何割
「さあ、三割はいると思いますが」
 では、それ以外の人たちは
「まあ思考停止派、というか無色でしょうな(笑い)。それと危険思想派が一割ぐらい」
 次期総裁候補といわれている人は今の三つのジャンルではどこにはいりますか。
 福田康夫さんは
「まあ良識派でしょうね。」
 谷垣禎一さんは
「良識派でしょうね」
 麻生太郎さんは
「まあちょっと、麻生、安倍晋三両氏については色づけしないでおきましょう。これはね、お任せします。ただ、外交安保に関しては、正直、過去の発言に心配な点があります。」
(P50)

 自分が待望される時とは
天の時というものがありますから、私の場合は、安全保障上の危機が来た時以外、出番はないという自覚を持っています」(P50)
それぞれ「論座」2006年8月号より引用

 山崎氏にとっては、支那が共産党という一党独裁政治体制であり、日本の同盟国である米国との安全保障体制にも反対して、アジアにおける安保秩序の現状打破を求めている。そして、数百発のも我が国に照準が合わされている核ミサイルなどは脅威ではないようです。ましてや、現在もそして、北京オリンピック以後も続くであろう支那の我が国に対しての敵視政策による我が国の国益、国防などという考え方は皆無のようです。
 こんな山崎氏を応援しているのは、加藤紘一氏、そして、山崎氏の腰巾着になりさがった平沢勝栄氏です。
 しかし、こんな国会議員でも、<私の場合は、安全保障上の危機が来た時以外、出番はないという自覚を持っています」>と言い切るところがすごいです。きっと、我が国が支那の一部になる時がその必要なときなのでしょう。尻尾をフリフリ、我が国を差し出すのでしょう。

 しかし、山崎氏が待望される時・・・・天の時・・・・ブラックジョーク以外の何ものでもない。

 早く国会議員を引退して、本職である変態を楽しんで余生を送ってほしいものです。

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