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渡辺淳一とアウシュビッツ
文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます。
平成17年9月1日木曜日晴れ ×
週刊新潮の9月1日号の渡辺淳一の「あとの祭り」というコラムで、渡辺氏はアウシュビッツの悪夢としてNHKで放送された番組を取り上げて、その後に呆れた事を書いています。
以下引用
「もし第二次世界大戦中の日本軍がおこなった悪行を、このような映像で全世界に流されたとしたら、と想像したからである。
たとえば南京大虐殺や七三一部隊の正確な実態など、これらを新しい資料や、実写フィルム、CG、生存者たちの証言をもとに製作されたら。
もちろんホロコーストと南京大虐殺は、違うといえば違うが、虐殺であることに変わりはない。それをわれわれはどんな気持ちで見るだろうか。いや見ていられるだろうか。
あれは古い日本の軍隊がやったことだ、と逃げても、それはナチと同様、われわれの夫であり、父であり、祖父たちがやったことである。
そう思うとき、はたして平然としていられるか。
(略)
そういえば、かってのどいつは、今回の「アウシュビッツ」だけでなく、映画やドキュメンタリーなど、多くの作品で悪役にされ、目の敵にされてきた。
(略)
それに比べて日本は、第二次世界大戦のもう一方の悪役であったのに、幸か不幸か、世界的に上映された映画で悪い日本人がでてくる作品はきわめて少ない。
この背景には、中国、韓国はじめ、東南アジアが、戦後の疲弊いちじるしく、くわえて内戦などがあり、映画化や映像としておさめるだけの技術や人材がいなかったことが、大きな原因だろう。
これらの国が、もし現在のような経済力をもっていたら、日本軍の悪行を描いた映画や映像は、はるかに多く生まれたに違い無い。
そして、われわれ日本人は、それらをどのように考え、どのように立ち向かうか。
日本人の戦争認識の甘さは、こういう甘やかされた事実とも、関係があるのかもしれない」
以上引用終わり 週刊新潮2005年9月1日号 P65
戦争認識の甘さは確かにありました。そしてそれ以上に支那、南北朝鮮にたいしての甘さがあり、それは反省すべきところでしょう。もちろん渡辺氏とは違った意味ですけど!
まあ、醜い文章です。