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朝鮮と歴史教科書


 わが国の中・高等学校教科書を見ると、百済・高句麗・新羅三国の文化 が日本に伝えられた話が出てきますが、その内容は日本古代史書である 「日本書紀」を土台にしているもので、わが国の史書にはありません。
(そもそも韓国に古代の文献はほとんどない)ところが、日本の学者が 「日本書紀」を土台にして、古代日本が二百年余り朝鮮半島南部の伽耶 (日本名任那)地域を支配したという「任那日本府説」を主張すると、 韓国の学界ではそれは信じることができないと主張しています。これは 明白な矛盾であり、こうした姿勢ゆえに日本の学界が韓国の学界を軽く
見るのではありませんか、という身の程を知らぬ質問をした。そしたらL教授は黙り込んで答えず、 横に居られたC教授が「自信がないんだよ」とおっしゃった。「日本書紀」 には日本が「任那日本府」という機構を置いて朝鮮半島南部を支配しつつ、 三国文化を運んでいったようになっている。しかし、韓国の中・高等学校 では三国文化が日本に伝播される国際関係に関しては何の説明もされず、 ただ高句麗・新羅・百済の三国が日本に文化を伝えた事実だけを教えている。
そこで学生達は日本を客観的に理解できずに、無条件、対日優越意識だけを 助長する結果をもたらせた。外国に出かけたわが国の学生が「任那日本説」 に接して戸惑うのも無理はない。

                     高麗大学教授 金鉉球

                    鄭大均 「日本のイメージ」より



『韓日戦争勃発!? 韓国けったい本の世界』(文芸春秋 野平俊水+大北章二著)
10年以上前、せっかく個人的にも縁ある国の言葉なんだし、と朝鮮(韓国)語を学び始め、暇にあかせて日に5、6時間もやってたら、 半年くらいで辞書を引き引き新聞くらいは読めるようになった。
で、やっぱり関心あるのは日韓関係なんで、「イルボン」とか「日本」とかって単語のある記事を優先的に読むじゃない。ところが、あるマラソン競技の記事だったと思うんだけど、 どう読んだって、「日本の先導車はワザと韓国選手の前を走って排気ガスを浴びせた。許し難い!」としか読めない。そんなことホントにするんだろうかって、この時の疑問は「?」一個くらいだったかな。
あとコマゴマとしたのは忘れたけど、新聞とか色々読むうちに次々と着実に「?」は積み重なってしまい、トドメとなったのは湾岸戦争。あの頃、韓国の新聞には、 日本がどう参戦するのかって記事が結構載っていて、日本で言えば朝日みたいな大新聞のコラムでも再々この話題が取り上げられていた。
で、トドメとなった記事は、その一流紙の署名コラムなんだけど、曰く「日本の大新聞の社説は言う『我が国のハイテク技術がなければアメリカは戦争さえ出来なかったであろう。
この戦争での本当の勝利者は日本なのである』と。一人の兵さえ出さずにこの傲慢さはどうだ」云々。
どう読んだってこうとしか読めないんで、その頃習ってた朝鮮語の先生に訳してもらった。そう間違ってはいない。
「でも、ヘンですよね。こんなことおおっぴらに言う新聞なんて日本にはありせんよね」
先生口ごもって言うには、 「韓国の新聞はそんなもんです……」
この時、私の中の数百の「?」はすっかり消え、納得の「!」に変わった。そうか、韓国ってところは、 こと日本に関する限り、歴史の歪曲どころじゃない、現在進行形の事件の偽造、新聞記事の捏造だって、 おおっぴらに許され、場合によっては称揚されるんだ! 
なんて、あの頃は、こんな常識も弁えぬ、ただのウブだったんです、私。


 韓国知識人の主張によれば、有史以来、千回も侵略を受けたが、すべて撃退した という。しかし、前述のように嘘である。ほとんどの場合、徹底的に叩かれ、連行 を免れた者は属国の従順な民となって、宗主国に阿諛迎合したのである。
 唐軍も、モンゴル軍も満州軍の侵入のときも、その負け方は、たいてい似たり寄 ったりである。それは新羅史、高麗史、李氏朝鮮史と諸史の原典記録を一読すれば 細かく記述されている。中国諸史だけでなく、朝鮮半島の歴史も大同小異である。
 韓国知識人の多くは、なぜ歴史を直視する勇気がないのであろうか。
 朝鮮半島の歴代王朝の国防政策は、たいてい専守防衛だから、兵数が少ない。
 李朝末期は数千人の単位程度で、ほとんど宗主国の防衛に頼りっぱなしだから北方 から異民族が侵入してくると、たいていは城を棄てて逃げ惑い、農民はわめき、哭 くばかりであった。
 たいがい敵が侵入してくると、各地方の軍隊は総崩れとなり、地方の長官は競って 土地を献上し、帰順するか、逆に敵軍に従軍し、火事場泥棒を働く者も少なくなかった。
宗主国をかさに、高麗や朝鮮国王にゆすりたかりを働き、一族の利益を図るのが、朝鮮 半島の鉄則のようなものだ。千余年来、たいてい同じようなことを繰り返したのであった。
 だから千年進入され、千回とも敵を撃退したのではなく、属国になると誓ってから宗主国 が兵を引いたという歴史事実が繰り返されている。
 ではなぜ戦後になると韓国知識人の歴史歪曲が、日を追ってますます神話まがいのもの までに変化していったかというと、それはどの民族も自存自衛のために欠かせない民族の 自尊心にある。

韓国は壬辰倭乱(豊臣秀吉公の朝鮮征伐のこと)で焦土と化した。だから 三百年もへても立ち直れなかった。いやがうえにも倭乱のひどさを強調した いという気持ちはわからないでもない。しかし、考えてもみると、一回の大乱 だけで三百年も立ち直れない民族は、世界中のどこにいるのか。もしあるとす れば、もっと恥を知るべきであろう。戦後、焦土化した日本は半世紀もたたず に再び経済大国になったではないか。千回も侵略され、すべての侵略者を撃退 したという自慢話と、三百年も立ち直れないでいるという論理を矛盾すること もなく主張することに自己撞着はないのであろうか。
 韓国知識人はつねにこのような歴史歪曲で「反日」を正当化する。

              韓国人の反日台湾人の親日  黄文雄 光文社



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