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辛淑玉発言集
文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます。
いわゆる在日を商売にして、日本人に対しての逆差別で飯を食っている人です。差別差別と叫んで、自分達が逆差別しているという事を気付かない、あるいは気付いていても気付かないふりをして、この日本で甘い汁をすっている卑しい在日の典型的な姿がこの人です。この人の発言については、出処のはっきりしたもののみ掲載したつもりですが、間違いなどはお知らせください。ちなみにこの人の講演料は1時間半で50万円だそうです。
日本実業出版社の出している「最新 有名講師・講演料 700人情報」
より
「時間と料金 1時間半 50万円」
「新幹線 グリーン車 飛行機 スーパーシート 空港・駅からタクシー手配のこと」
年間の講演回数「約40回」。
講演の連絡先は
日下部事務所 03−5451−3887 ファックス 5451−3887
携帯 090−405−32569
担当は日下部さんです。
平成20年1月23日水曜日雪のち雨 ○
あの反日と在日を商売にしている、まさに「在日朝鮮人の恥」である辛淑玉女史が下記のようなコラムを書いているそうです。
以下引用
◆騙す側の見事な連携
略)
六力国協議で孤立を深める日本を見ていると、この国の外交のお粗末さだけでなく、歴史の後退を感じてならないのだ。
日本全国、「拉致」、「拉致」と騒ぎ、果ては在日を北朝鮮政府の手先とばかりに叩く。
植民地支配の結果、日本に住まわざるを得なくなり、今なお基本的人権を求める権利すら奪われている在日に、拉致への感情をぶつけること自体がお門違いである。
北朝鮮政府による日本人拉致が判明したときの、在日への嵐のような暴力行為の連続は、在日社会に大きなトラウマを残した。
積み重ねられてきた嫌悪と過去から連なる差別意識により、こと「北朝鮮」となると、メディアでは一斉に感情的なコメントが続く。
安倍政権はそれを見事に利用して、防衛庁を防衛省にし、憲法9条を破棄するステップを整えた。
ミサイル発射騒動一つとってみても、韓国では何の問題もないとされたのに、日本では番組放送中に緊急報道のむとくテロップを流し続け、ニュースが沸く。
人民が食えないなかでミサイル実験をする北朝鮮政府のアホらしさは筆舌に尽くしがたいが、日本政府の軍備拡張や政権維持のために、「北の脅威」は必要不可欠のものとなった。
その姿は、まさに20年前の韓国そのものだ。
銘度線を境にいく度か繰り返された「北」からの襲撃は、韓国政府のやらせも多かったことがのちに判明している。軍事独裁政権は、やらせでもっていたのだ。
その歴史を反省した結果が、今の韓国内の報道である。
略)
騙される側の学習があまりにも足りない。
引用終わり
『週刊 新社会』 2008年1月22日 No.46 連載「たんこぶ」
http://www.sinsyakai.or.jp/left/tankobu/tankobu_46.html
相変わらず、辛淑玉女史らしいアホ全開です。「 騙される側の学習があまりにも足りない。
」などとこんなアホからいわれたくはありません。
ましてや、<植民地支配の結果、日本に住まわざるを得なくなり、今なお基本的人権を求める権利すら奪われている在日>とは恐れ入る。辛淑玉女史らしいお言葉であるが、厚かましくも「勝手に」我が国に入り込んできて、いまも「外国人」である在日朝鮮人が、奪われていると言っている「基本的人権を求める権利」とはいったいなんでしょう。
「人間が人間である以上、人間として当然もっている基本的な権利」とされている基本的人権を奪われているというのなら、世界中で一番恵まれている「外国人」である在日朝鮮人においては、そのような問題をもった在日朝鮮人が我が国に存在するはずはありません。
日本国憲法に定めるところの我が日本国民が統べて平等に有するべき基本的人権というのは存在しますが、「外国人」である在日朝鮮人が日本国憲法に定めるところの、「日本国民が平等に有する基本的人権」と同じものを欲する方がおかしいのです。何度も過去に書いていますが、外国人と自国民が同じ権利を有している国など地球上に存在いたしません。
<この国の外交のお粗末さだけでなく、歴史の後退を感じてならないのだ>と書くが、これは今までウソをついて厚顔無恥に好き勝手やってきた在日朝鮮人が、インターネットなどの発達により、そのウソが通用しなくなってきただけであり、歴史の後退などではなく、進歩なのです。この辛淑玉女史のような「嘘つき在日朝鮮人」が普通に生活している在日朝鮮人の人々の足を引っ張っているのです。
それは<北朝鮮政府による日本人拉致が判明したときの、在日への嵐のような暴力行為の連続は、在日社会に大きなトラウマを残した>と書く言葉でもこの女史の嘘つきぶりがわかる。
あの卑劣な北朝鮮による拉致が明らかになった後に、我が国のどこかで、在日朝鮮人の経営している会社や店、朝鮮総連関連施設に投石や焼き討ちなどあったのであろうか。独裁国家である北朝鮮においては、デモなどはおこりえないが、南朝鮮では、我が国に対しての気狂い沙汰としか言い様のない激しいデモが繰り返されている。支那でも同じです。日本人留学生の寸劇が原因で留学生に危害を加えられたり、大使館まで破壊される暴動が起こっている。
我が国で在日朝鮮人に対してそのような事があったのでしょうか。パチンコ屋が投石で破壊されたか?
被害者面していたのが、加害者と日本人にバレタので、開き直って被害者面しているとしか思えないバカ朝鮮人の文章です。
< 積み重ねられてきた嫌悪>とは自業自得としか言い様がありません。我が国において在日朝鮮人が今までやってきた事に対して、それが率直に返ってきているだけです。それは現在、我が国以外の他国において問題化している事でも証明できるでしょう。
<ミサイル発射騒動一つとってみても、韓国では何の問題もないとされたのに、日本では番組放送中に緊急報道のむとくテロップを流し続け、ニュースが沸く。
人民が食えないなかでミサイル実験をする北朝鮮政府のアホらしさは筆舌に 尽くしがたいが、日本政府の軍備拡張や政権維持のために、「北の脅威」は
必要不可欠のものとなった。
略)
その歴史を反省した結果が、今の韓国内の報道である。>
このように本当に思っているのであれば、辛淑玉女史は真性のバカ、アホウですし、そうでなければ、あのバカ朝鮮人の柳在順女史と同じ北朝鮮の走狗の役目を果たしているだけです。
南朝鮮が金大中と盧武鉉と二代続いた赤い大統領と北朝鮮の工作により、赤化していることは事実であり、南朝鮮が北朝鮮のミサイルを問題としなかったのは、その赤化が根底にあります。ちなみに、我が国と南朝鮮とのGDPと軍事費の割合を御存じだろうか。我が国が一%であるのに対して、三%です。そして、我が国の防衛力は、気狂いの北朝鮮のミサイル問題はもちろんだが、支那の脅威をより重点に置いている事は明白だろう。
相変わらずの電波コラムでした。
辛淑玉
5月3日水曜日晴れ ○
話題がないときの朝日と辛淑玉頼み・・・かな
あの朝日新聞がずいぶん前に辛淑玉女史の事を書いていました。そこから、女史のお言葉につきまして。
以下引用
http://www.be.asahi.com/20060128/W14/20060105TBEH0013A.html
■憲法は民の血の代償
昨年暮れ、天皇誕生日の前日の札幌市内の講演会。
「『愛子さまー』も『将軍さまー』も同じ。人の上に人をつくるのが天皇制。あらゆる差別構造の象徴です。天皇制が大義になって、殴られてもいい人間、殺されてもいい人間を生んだ」
(平成17年)12月8日、横浜市内で開かれた憲法・教育基本法改悪反対の集会。
「自衛官に金持ちの子なんていない。戦争は貧乏人が弾になる」
「日本人外交官のために命を落としたイラク人ドライバーのために一滴の涙も流さない日本人がやるイラク人道復興支援って何なのか」
「逆らったらどうなるか、見せしめにされたのが香田証生。誘拐事件は犯罪者の要求を聞いたふりをして、時間を延ばして交渉する。なのに彼は即座に死刑宣告された。宣告したのは自衛隊を撤退させないと言った小泉首相です」
「戦後も日本は戦争をし続けた。朝鮮戦争、ベトナム戦争……。アメリカの公共事業である戦争に加担し、甘い汁をずっと吸ってきた。もっと甘い汁を吸うために憲法9条を改正する。憲法は2000万の民の血の代償として日本人の手に渡った。この憲法を破棄することはアジアへの宣戦布告だと思います」
(平成17年) 11月下旬、大阪府羽曳野市の人権を考える集い。
「『あなたの息子が男性を好きだと告白したらどうしますか』と都議選の候補にアンケートしたことがあります。つらい思いをしてきた息子に『話してくれてありがとう』と言う人はたったひとり。『あ、そう、ふーん』がほとんどでした」
略)
父は弁護士を目指していたが、日本国籍を奪われて道を閉ざされ、職を転々としていた。
略)
辛は5年前「日本の公民権運動」として、外国人登録証明書を返上する意思を公言した。まだ持っているが、運動の進展を見計らって、最も効果的な時期に政府に返すつもりでいる。
外国人登録制度は00年に指紋押捺(おうなつ)が全廃されたものの、登録証の常時携帯義務が残されている。在日朝鮮人は日韓併合によって日本の臣民にされ、戦後、52年のサンフランシスコ条約発効とともに完全に日本国籍を奪われた。
「私たちは勝手に日本人にされ、勝手に外人にされた。私は朝鮮人で幸せだったという社会をつくりたい」
「震災復興で在日の人をはじめ弱者が置いてきぼりにされた。彼らの復興なくして、異文化交流なんてありえない」
「震災の被害は在日の人が数多く暮らす住宅密集地に集中した。この十年間、民族イベントをやってきた被災地の友人は、周りに仲間たちが戻らないため、もう息が切れたと嘆いている」「今の韓流ブームは文化のつまみ食い。日本の政治は、足元の在日の文化を捨て去っている」
2005/09/19 神戸新聞http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/ko/00038816ko200609191000.shtml
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東京新聞2005年3月6日のインタビューより
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050306/mng_____kakushin000.shtml
リンク切れ
法務省外局に人権委員会(仮称)をつくる、もってのほかの法案だが、
人権救済が明文化されれば民事訴訟などで武器になる。たたかれている者は 「小さなニンジン」でもうれしいし、転ぶんです。
だから、与党案にだって飛びつきたくなる。
東京都の管理職受験資格が否定されたように、在日コリアンも一貫して無権利状態。
われわれマイノリティーは今、なんの保護もない「奴隷」なんですよ。
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「正論」2003年1月号。81ページ。
辛淑玉の「憲法集会」における発言
「最近、あちこちで(日本人に)文句を言うと、『出てけ』とか『帰れ』と言われる。
そうすると、『ハイわかりました。朝鮮人はみんな帰ります。天皇つれて帰ります』
と言ってやる。(笑い)。だけど、アイツ働かないからな(笑い)」
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転校ばかり続いた彼女は、教室のみんなに紹介されると、まず、一番強そうな男の子を、カバンでバシーッと殴って「よろしくなー」と言ってから、悠然と着席した。そうすると、いじめられなかった。給食当番の時は、天敵には「おい日本人の男って小食なんだって」と言ってスープを数滴だけ垂らしてにらみつける。永六輔がため息ついて言う「たたき上げの明るい在日なんだ!」(日本人・対・朝鮮人」決裂か和解か(光文社) 永六輔・辛淑玉)
「北朝鮮報道のあり方と、在日コリアンへの嫌がらせ問題を考える」集会にてのメッセージメール
2002年11月25日
「在日の視点から拉致問題を問う」辛 淑玉と中村尚司の対談
月刊オルタ・2002年12月号(辛 淑玉の言葉のみ引用)
「昨年九月十一日に起きた米中枢同時テロの際、『北朝鮮の犯行だったらあしたから外を歩けない』というのが私の感想だった。日本は外から入ってきた人を犯罪者予備軍として扱っているからだ」
「私は子どものころから何回も指紋を押なつしたし、九けたの数字も付けられている。だが、近く稼働する住民基本台帳ネットワークは政府が日本人一人ひとりを十一けたの数字で管理するもの。これは外国人を日本人並みに扱う制度ではなく、日本人も外国人並みに扱うという制度だ」
(ピースウイーク2002「見えない社会を見る」と題し講演。長崎市築町のメルカつきまちにて)
20年以上前、俳優の米倉斉加年が白いパジチョゴリを着て「生き続ける朝鮮の味、ジャン!」と言うテレビのCMを見て、「朝鮮人でもいいんだよ」「朝鮮人でも殺されないんだよ」と語っているように聞こえた。
略)長い間チマ・チョゴリを着てテレビに出ていた料理研究家のジョンキョンファンが「もう(チマ・チョゴリの)役割は終わった」と語ったといういうエピソードを紹介して、
≪チマ・チョゴリを着なくてはならないという時代を、良心ある日本人とともに見事に乗り越えたのだ≫(239頁)(『愛と憎しみの韓国語』(文春文庫)
『戦争論』というのは、絵をうまく使った感性の世界ですよね。ところが,これに反論している人たちは、感性で受け止めた人に対して理論で返してい
る。
お化け屋敷から、「うわぁこわい!」と思って出てきた子どもに、「お化 け屋敷は作りものだから怖くないんだよ」なんて説明してもだめなんです。
実際にお化けの後ろに回って、お化けを動かしてた人間がそこで一服してご 飯食べてる、そういう姿を見せなければ分かりません。感性に対しては感性
でしか戦えない。その点では決定的に負けている。理屈で勝っても感性で負 けているのです。
それから、小林よしのりさんの感性への訴え方というのは、下品さをうまく使ったやり方です。彼は、自分が嫌いな人たちを非常に不気味で気持ち悪
い人間のように歪めてマンガに描きますよね。しかし彼に反対する側の人た ちは、こういう人格攻撃ができるような下品さを持ち合わせていません。汚
いものは強いな、という感じを受けましたね。(『リアル国家論』教育史料出版会より)
辛淑玉女史の経歴(女史のホームページより)
■1959
1月16日
■ 東京渋谷区で生まれる。
子どもの頃から、消しゴムのカバーの糊付け、ヤクルト配達、新聞配達、パン屋、ケーキ屋、焼肉屋のウエイトレス、ゴミ収集、ビルの掃除、皿洗い、まかない、カットモデル、エキストラ、梱包作業、写植、パチンコの両替、あさり売り、空き瓶集め、ちり紙交換、帳簿付け、伝票整理、カナタイプ……、など、仕事があればなんでも受ける。
小学校 転校、不登校の繰り返し。小学校2年まで通う。
中学校 転校、不登校、家出の末、中学校3年の一年間のみ通う。
高校 卓球と絵が上手だったので合格(いまでいう一芸入学)。
入学当時、「ツ」と「シ」、「ン」と「ソ」の違いがわからなかった。
教師のお目こぼし、配慮にて、なんとか卒業。
卒歴 都立第一商業高校
(実際の学歴……?) 小学校2年
■2000 講師派遣業者における人気講師ベスト8に選ばれる。
■2002 NHK教育番組「わたしの生きる道」番組委員
■2003
4月〜 明治大学政治経済学部特別招聘教授
2000年4月23日(日)の朝日朝刊15面(石原発言をめぐる対談)にての発言抜粋
「不法滞在と言うのは凶悪犯罪ではない。信号無視程度の人が凶悪犯罪と結び付けられるところが適切だろうか。」
「不法入国者はスネークヘッドの被害者で、守って上げるべき人達である。犯罪組織から救うことも大切なのに(石原は)何もしていない。警察がちゃんと仕事しているかどうかがとわれるべきだ。」
「凶悪犯の検挙人数は、東京都全体で978人で、来日外国人は109人と全体の11.2%。九割近くは日本人の犯罪だ。」
(日本人に対しての外国人の数も計算できないバカ女)
絶対使わせない!「つくる会」教科書 7・7
杉並集会集会に寄せたメッセージ2001年7月7日
http://members.jcom.home.ne.jp/kyoukasyo/77.htm
ちょっと、お下品で申し訳ないのだが、
オーストラリア在住の作家・森巣博は、日本はすぐれてユニークで個性的な国であると自画自賛する人々を揶揄して、バブルの時の日本人は「オレのチンチンはでかいぞう」と自慢し、バブルはじけて怪しくなってきたら「オレのチンチンは固いぞう」と言いだし、先行きが見えない状態になったら「オレのチンチンは古いぞう」と言い張っていると指摘していた。
国際社会で生きている日本人にとって、日本の政治家やナショナリストによってどれほど恥ずかしい思いをしていることか。
「つくる会」の教科書を拝見したとき、「オカルト本」かと思った。
おぼれるものはワラをもつかむとはこのこと。
劣等感の行きつく先が「国家」へのおすがりだとは、竪穴式住居にお戻り下さいと申し上げておこう。
教育とは、神がかりの「トンでも本」を学ぶことでも、権力に順々な奴隷を作ることではない。
権力を監視し、奴隷に成り下がらない人間を作ることだ。
いま、声を上げないと、二度とあげることができなくなるだろう。
一人一人がほんの少し声を上げれば、大合唱になる。
ほんの少しでいいんだ。声をあげようよ。あなたは一人ではない。
少なくとも、私は隣にいる。
改憲派の「新しい憲法をつくる国民大会」は自主憲法制定国民会議(会長=愛知和男・元防衛庁長官)などが千代田区公会堂で開いた集会では、あの
在日朝鮮人の辛淑玉は
「私は改憲論者。第1章の天皇制はなくすべきだ。あれがある限り日本は自立できない。9条は時代を最も反映した条文だ。武力を放棄して口で、つまり外交で国を守れということだ。腐った男のなれの果てが家庭内暴力。腐った国家のなれの果てが軍事力行使。日本人にはこの憲法はもったいなすぎるかも」(2003年5月3日千代田区公会堂にての集会にて)
『もし私が日本の総理だったら、テポドンが落ちた瞬間に「北朝鮮と交戦しても、絶対に在日朝鮮人は守る」って言うと思うんですね。』
永六輔/辛淑玉 「日本人対朝鮮人」光文社
http://www.jcj.gr.jp/~hokkaido/hou-021109shin-youshi.html
日本ジャーナリスト会議北海道支部 2002年11月9日
辛淑玉講演要旨より
■マイノリティを意識せぬ「男」
私は、東京生まれ東京育ち、三代続く江戸っ子です。(略
中学生の女の子に「右翼と左翼ってどう違うの」という質問もされました。皆さん、答えられますか。私は「右翼はバカでもななれるけど、左翼は勉強しなきゃなれないよ」と答えました(笑)。
略)
私は男子高校を回って10校中7、8校で同じ質問をされます。進路や差別、就職活動に関する講演を行っている時にです。何だと思いますか。
それは、「日本が好きですか」という質問なのです。私が行くのは、比較的偏差値の高い学校ですが、私が日本人らしくない名前で、彼らにすると初めて見る生意気な女なのでしょう。そこで私は「あなたの言っている日本とは政治、文化、それとも?」と聞き返してやります。すると、彼らは「日本人は好きですか」と聞き返してくる。そしたら私は「日本人の中にアイヌ民族、沖縄の人、父親と母親の国籍の違う人、同性愛の人、ハンディキャップを持っている人・・・は含まれるの?
女は含まれるのかい」と聞いてやるのです。
全く、彼らは大人をバカにしているのです。健康な異性愛の男を中心に考えているのです。マイノリティのことは意識の中に入っていない。多様性というのが入っていないのです。
それでも悔しくてたまらない男の子は、「日韓が戦争になったらどちらにつきますか」と聞いてきた。そこで私は「辛さんはどっちにつくと思いますか」と逆に聞いてみました。それが、学校によって全く違う。女子校や共学校は1割が韓国、1割が日本、8割が分からないというのでほぼ同じ。でも、男子校では7割が韓国、二割が日本、1割が分からない−。男は、国家という枠の中に見事にはめ込んでいるのです。それに対して私は「日韓が戦争になったら、一番初めに殺されるのが私です」と答えます。
略)
そこで私は高校生に、「自分のおじいさんやおばあさんの人生について一時間でもいいから話を聞いたことがあるか」と質問します。しかし、これまで、おじいさん、おばあさんの話に耳を傾けた子供に一人も会ったことがありません。彼らが言っていることは、すべて机上の空論であり、テレビやゲームの中から人間というものを考えているのです。
■「紅白」で見えた日本社会の厳しさ
略)
2000年6月、南北朝鮮の首脳会談が開かれました。その日、私のもとにはすごくたくさんの電話が入りました。それが、どの新聞社もます「おめでとうございます」と言ってくる。彼らが「会談をどう思いますか」と聞くので、私は「二人ともデブだと思う」と答えてやりました。そこの国に住んでいる人がやせ細っている時に、指導者が太っているのは変でしょう。私は、具体的な政治構造だけでなく、生活者の視点で見ることが大切だと思います。
略)紅白を楽しみにしていたのは、出ている朝鮮人の数を数えることでした。当時は、朝鮮人の数が日本人を超えていました。
私は、永六輔さんとラジオ番組を持っていましたが、その番組のプロデューサーがかつて紅白のプロデューサーを務めていた方でした。彼は私に「辛さん、紅白見ました?
チョー・ヨンピル見ました?」と聞いてきたのです。チョー・ヨンピルは『釜山港へ帰れ』がヒットして紅白に出ました。プロデューサーは「僕が出したんだ」と言うのです。
その時、私の口からポロっと本音が出てしまいました。「いやあ、残酷ですね」と。するとプロデューサーは「どうして?」と聞くので、私は「チョー・ヨンピルの後ろで、日本人の名前で日本の歌を歌っている同胞がどういう思いで見ているのかと思うと見ていられなかった」と言ってしまったのです。チョー・ヨンピルにも日本植民地時代の日本名がありました。それに対して、日本名のまま歌っている人もいるのです。
「流れの旅人には優しいが、定着している人には厳しい」ということを紅白は教えてくれたのです。それから紅白は見なくなりました。
略)
一方で、右翼かヤクザになる人もいる。広域暴力団の70人の幹部のうち、20人は在日だといいます。1億2000万人中の70人と60万同胞中の20人というのは意味が違います。そのほか、暴力団の幹部には被差別部落の人や沖縄・奄美の人も多いのです。差別と戦おうと思っても、理由が分からないのです。
略)
ヤクザになるのは、日本人に愛されたいからなのです。日の丸を掲げ、君が代を流していれば愛してくれると思っているのです。通称名で生きる人の「過剰反応」ともいえるものなのです。
略)
ニュースでも「犯人は外国人風」とよくいいます。民族と出自が明らかになりますが、不起訴になった事件もたくさんあります。いいことをする人は皆、日本名で出ますが、悪いことをするとすぐに外国人名で出されてしまいます。
■“告白”した松田優作の気持ちは
朝鮮人は、しぐさで分かります。しかし、私たちには一種のタブーがあります。本名を宣言しない人のことは言わないということです。
ここで、40歳で死んだある人の話をします。彼は朝鮮人であることをカミングアウトしました(以下、朝日新聞2001年3月19日付を一部引用)。
松田優作。本名は金優作。彼は、1973年にドラマ『太陽にほえろ』への出演が決まった時、法務省あての帰化の動機書にこう書いています。「番組出演が決まり、全国に名前が知られることになりました。私が韓国人ということで、誰かを失望させたくありません」
略)
松田の二人目の妻、美由紀は彼の髪の毛を母の故郷である釜山に持っていって埋めてやりました。彼はさまよった末に、40歳で死んだのです。
■また同じこと・・・「9・11」が立証
略)
あの日、午後10時前に1機目が突入しました。その時は事故かなと思いました。しかし、全社のテレビ画面が切り替わった10時半、2機目が突入した時には「テロだ」と思いました。その時、私は0・3秒で感じたのです。「もしこれが北朝鮮の犯行だったら、明日からマチに出られない」と。私はすぐに母に電話しました。「どこにいる?
窓を閉めて。メシはある? 電話も出てはいけないよ。携帯もマナーモードにしていて。絶対に外に出てはだめよ」と。
運がよかったのは、それから1時間ほどたって、イスラム教過激派の犯行だと分かった時です。その瞬間、私は「よかった」と思いました。私にはイスラム教の友達もいますが、その時は正直、そう感じたのです。
日本社会には、米国と北朝鮮が戦争をしている国だという意識がないのです。北緯38度線は、韓国と北朝鮮が戦争していると思っているのです。北朝鮮は連合国と休戦協定を結んでいるのです。「休戦」であって、戦争は続行しているのです。だから米国は、テロ国家に北朝鮮とイラクを入れているのです。多くの日本人は、そういう近代史さえ分かっていないのです。いびつになると、こぶしをいつも私たちのもとに落としてくるのです。
昨年、教科書問題でもめているさなかに、時事通信がある記事を配信しました。「広島市の横川駅で朝鮮民族学校の女子生徒が車に押し込まれ連れ去られた」というものです。彼女は幸運にも20分で放り出されましたが、その前にも同じ男たちに腹を蹴られていたのです。しかし、その記事は配信直後に止められます。止めたのは朝鮮学校でした。その理由は「模倣犯が出たら、もう止められない」というものでした。
89年には、パチンコ疑惑がありました。パチンコ業界の金が北朝鮮に流れているというものです。しかし、パチンコ業界の金は拉致議連の自民党議員に流れていますよ。このときには、80件の被害が届けられています。その後、テポドン騒動の時は58件。そのうち検挙に至ったケースはゼロです。私が子供の時も同じことがありました。この日本社会は変わっていないのです。「9・11」は、そのことを見事に立証してくれました。
「9・11」の後、空港の手続きが変わりました。チケットを買い、座席指定するところまでは一緒です。しかし、手荷物検査の時に「お名前を」と聞かれることが追加されました。私は「また始まった」と感じました。名前を読むことで何が防犯できるのでしょうか。私は聞かれるたびに、そう尋ねました。ある地方空港では、とうとう管理職が出てきました。「外国人かどうかを音で判断しているのです」と。
同じことを、かつて日本はやりました。関東大震災では「10円55銭、50円55銭と言ってみろ」とやって、多くの人が殺されました。中には吃音の人や東北出身の人、聴覚障害の人もいました。
千葉県では、被差別部落出身の9人(うち1人は妊婦)が殺される「福田村事件」が起きています。朝鮮人と間違われて殺されたのです。殺した人たちは「仕方ない」と天皇の恩赦で出てきました。彼らのために村の人は力を合わせて畑を守り、殺した人間はその後、市議にまでなっているのです。(編注=福田村事件は震災5日後の23年9月6日、千葉県福田村<現・野田市>で起きた。香川県の被差別部落から来ていた薬売りの一行が、聞き慣れない四国のなまりを「言葉が変だ」として自警団に襲われた)
報道では、「邦人の安否は」という言葉がよく使われます。ペルー日本大使館公邸占拠事件では、派遣されていた在日のことが、「国籍が違う」という理由で報道されませんでした。
そのこともあって、「9・11」の時には、私の友人の知人が外務省に確認しました。外務省は「在日?
日本人さえ分からないんだよ」と言っていたそうです。あちこちに確認してみると、東京都は全く無視。神奈川県は「在日のことは国際交流課へ」とたらい回しにされましたが、結局分かりませんでした。
そんな嵐の中で、拉致事件が起きたのです。在日は地獄を見ると思いました。こぶしは振り下ろされ、10日から20日の間に暴行が300件以上起きました。私の生きてきた歴史の中で未曾有のことです。
10月、関西学院大学で予定されていたプロボクサー(WBCスーパーフライ級王者で在日朝鮮人)の徳山昌守(本名・洪昌守)の講演会が中止になりました。
彼は、在日の中の「巨人の星」のようなものです。父ちゃんに誉められたい一心で歴史も何も知らずに「北朝鮮の公民です」などと言っているのだから哀れだなと私は思うのですが、彼のホームページもやられていたわけです。
大学が私に来てというものだから、その代わりに行ったのですが、大学生は本当に何も知らないと感じました。在日は朝鮮人、韓国人といいますが、父祖の地は100%といってもいいほど韓国です。南の方が収奪がひどくて日本にやってきたからです。「朝鮮籍」というのは日本と国交がないからありえないことです。一方、韓国籍は自らの意志で取得したものです。学生たちは「強制連行の証拠を見せろ」と聞きます。しかし、それは彼らに「原爆が落ちた証拠を見せろ」というのと同じくらい愚かなことなのです。
■日本は故郷奪い、祖国は息子奪った
1910年、朝鮮は植民地となりました。日本が国家として強姦して奴隷にしたのです。そして、45年に終戦。日本領土の中で朝鮮半島が米ソが入ってくることによって分割統治されたのです。ここを間違わないでください。そして、私たちは外国人として放り出されたのです。首相は「朝鮮人に食わせるコメはない」と言いました。終戦時に日本にいた朝鮮人は230−250万人でした。そのうち強制連行されてきたのは約30万人です。その後、日本から韓国に帰った人もいれば、サハリンでは置いていかれた朝鮮人が、ソ連によって日本人として中央アジアまで連れて行かれたりしました。
50年には朝鮮戦争が勃発(〜53年)。私たちは帰れなくなりました。その後、65年に韓国とだけ国交を結びます。それから初めて、韓国籍を取得できるようになったのです。ふるさとに行けるようになったのです。しかし、この国籍取得も初めは利権でした。取り残されたのは貧乏な人、南北統一を願った人、共産主義・社会主義を支持する人、帰還事業で北朝鮮に行った人です。
略)
でも、なぜ北朝鮮に行ったのでしょうか。日本での差別がひどかったからです。だから、子供だけでも北朝鮮で学ばせたかった。それに日本も賛同したわけです。右の新聞だって「いいことだ」と書きました。
軍事独裁国家ですが、北はいい国にみえたのです。社会主義にあこがれていた人もいたでしょう。北朝鮮にとっては、こぞって来てくれれば、いい国の宣伝になったわけです。だから、最も貧しい人から北朝鮮に渡ったのです。
略)
それを聞いた祖母は「日本は故郷を奪い、祖国は息子を奪った」と言って泣きました。
■国家・民族の枠を超えて考えよ
略)
日本では、国家間のしがらみによる日本社会の民族的優越感のはけ口として、こぶしが振り下ろされます。
略)
報じられている拉致被害者の子供である少女は、朝鮮人という世界で生きてきました。大学に行きたいと思っていますし、恋人だっているでしょう。日本へ連れてくるなんていうことが言われていますが、在日の二世、三世のいうことに耳を傾けたら、そんな判断はできないでしょう。在日は「アイデンティティ・クライシス」にあります。いつの日か突然「在日だ」と言われて、どうしたらいいかと考えたことがあるのです。そんな話に耳を傾けた人がいるでしょうか。
私には愛国心は全くありません。国を愛したことはないのです。そこにいる人を愛したことはありますが。
日本が朝鮮半島でしてきたことを謝る人がいます。しかし私は「あなたが謝ると、本当に悪い人は逃げていってしまうよ」と言っています。
被害者の側に立って加害者を糾弾し、再発を防止するというプログラムが必要なのです。本当の被害者、加害者というのは国境を超えています。私たちは今、その後遺症に悩んでいるのです。過去の加害者を処罰する責任は私たちにあるのです。国境や民族を超えて何ができるのか−。いつも国家や民族という枠の中で語られることを不幸だと思っています。
現在の日朝交渉には無力感を覚えます。日本も北朝鮮も世襲制です。私は、先の戦争の一番大きな成果は、北朝鮮を「天皇の国」にしたことだと思います。国を牛耳っているのが北朝鮮は軍隊で、日本はゼネコン。これは男が作ってきたものです。腐った男の成れの果てはDVを起こし、腐った国家の成れの果てが冷戦構造を生んだのです。
【質疑応答】
Q タイトルにある「平和と人権の21世紀」を目指すには。
A 日本国憲法自体が差別なのですね。「何人も」と言ったり、「国民は」と言ったり。国籍で差別しています。あと、右翼についてはよく語られる半面、左翼の血については検証されていませんね。左翼の子供はよく右翼になったりします(笑)。左翼の家庭では父親は「世界平和のため」と言っていますが、母親は犠牲となっています。生活者として生きていく力が男にはないのです。ベトナム戦争でも、米軍が「単身赴任」していったのに対して、現地では生活があるから勝ったのです。男が既得権益に生きてきた社会をいかに変えるかが重要です。
私は今、石原慎太郎と闘っています。彼はファシストですが、なぜ彼を好きな人間がいるのか。好きな人は「男は強くないと」と思っているのです。ですが、いじめで自殺するのは男の子が8割。今、男は壊れてきているのです。強い男のフィギュア(代理)として石原がいるのです。金を稼げなくなった父親の代理なのです。しかし、それを補完しているのは女です。男らしさのレッテルを張っている。つまり差別しているのです。男が違う生き方や人間性を取り戻すことが、危機的状況を変えることになるかもしれません。もう、王様の時代ではないのです。生活者として女と一緒に生きていかなければならない時代なのです。
Q 私の中学校では、朝鮮学校の生徒に励ましの手紙を送りました。
A 在日社会は今、PTSDにいます。一世のおばあちゃんには日朝首脳会談があった9月17日から一歩も外に出ていない人がいます。「家の前に犬猫の死骸があるのでは」と外に出られない人もいます。過去に叩かれた経験がよみがえっているのです。「頑張れ」というのは美しく見えますが、言うなら一歩進んで、加害者に対して「おまえら何をやっている」と言ってほしい。この社会はいつも、いじめられる人に「頑張れ」と言います。加害者には声が届いていないのです。今回の一連の嫌がらせも、高校生が加害者であるケースが多いようです。お上が安心して名指しした悪だから叩けると考えているのです。
Q 「在日コリアン」という表現を最近聞きます。
A 在日韓国・朝鮮人といいますが、「韓国人」といえば韓国を支持し、「朝鮮人」といえば・・・という具合に思想までステレオタイプで色分けされるのが嫌ということもあって、マスコミ側も総称して「コリアン」という言葉を使いはじめたようです。私も以前は「コリアン」と言っていましたが、「在日朝鮮人」という呼び方に変えました。なぜなら、「コリアン」では闘えないと思ったからです。韓国大使館からは「なぜ」と3度呼び出されましたが。私自身は戦後日本の中に生まれた新しい少数民族だと思っています。
すみません、ツッコミどころ満載なので、略す箇所があまり見当りません。これじゃあ、引用じゃあなくなっちまいます。みなさま御協力お願いいたします。しかし・・・・・・
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肝心な時に、肝心な言葉を使うことは、大事なことだ。 橋本竜太郎首相は 、ペルーのフジモリ大統領が人質救出作戦と称して、三人の犠牲者を出し、ゲリ ラ全員を殺害したにもかかわらず、文句の一つも言わなかった。
『東京新聞』1997年5月3日掲載 言いたい放談 歴史に残る言葉より
http://www.pan.co.jp/eyes/02high/05room/tokyo/0503.htm
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「恐い。実際、いままでの嫌がらせにくらべて質が変わってきたと思うのね。冗談じゃあなく、最近やばいと思っている。
いままでだったら『おまえがしゃべったら朝鮮人1人殺すぞ』なんてバカな脅迫状送って来たり、赤報隊とか名乗ってくるわけね。右翼を名乗るっていうのはだいたいチンピラばかりなんだけど、最近は個人名を言うし、書いてきた電話番号もちゃんと合っている。会社名まで言うわけ。つまり普通の人が平気で堂々と電話をかけてくるの。そういう事は十何年間なかったこと」(「女に選ばれる男たち」辛淑玉・安積遊歩供著)
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「北が日本人女性を拉致したというのはウソだと思う。工作員教育係なら在日同胞を使えばすむからだ。もし、仮に北が日本人を拉致したとしても日本人は批判できるだろうか。
戦争中、膨大な数の朝鮮人を国家の名の下に拉致した歴史的な事実がある。
いまなぜ日本に多くの朝鮮人がいるか考えてみてほしい。
自国の歴史を忘れた発言が多すぎる」
1988年2月26日付「朝日ジャーナル」(pp.23−24)より
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北朝鮮人道支援の会ニュースレターNO.6
「日本と北朝鮮(韓国)が戦争したら、辛さんはどっちに就くか」という質問をよく受けるが、そうなったら真っ先に殺されるのが「在日」だ。在日に安住の地はない。
私は「国家」を信じない。「国家」はあてにならない。
問題は、人の命が守られているかどうかという点にある。
中国が核実験をした時に日本人はどれだけ抗議したか。北朝鮮はいつ核実験をし、日本を攻撃したというのか。
北朝鮮を訪問して子どもたちとアリランを歌ってきた沖縄出身の歌手・嘉納昌吉が言っていた。「日朝交渉で日本側が持ち出す問題は、なぜいつも拉致疑惑と核疑惑ばかりなのか。隣の国で民衆が飢えているというのに、なぜ助けようとせず、相手が変わるのばかりを待っているのか」
日本人がしなければならないことは3つある。@相手に変化を求める前に自分が変わること、A過去の「負の遺産」の清算をきちんとすること、B日本で生活している「在日」の大半が日本名を名乗り、日本人として振る舞っている意味をもう一度考え直すことだ。
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「戦争になったら韓国と日本のどちらにつくんだと聞く人がいるけど、戦争が起きたら、在日は真っ先に殺されますよ。」
2000年4月25日『ふぇみん』の編集後記より
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11/23(土)東京新聞朝刊24面
【特報】「扇情的」「自主規制」北朝鮮報道で集会 「世論一色に不気味さ」
(略)「日本のジャーナリズムは過去をカットしている(金石範氏ら)という批判が続出する中、辛(淑玉)さんは「ここ(日本)は私たち二世、三世の故郷」と逃げ場のない状況を訴えた。
(略)討論の途中で、横田めぐみさん事件の掘り出しに携わった朝日放送の石高健次氏は「かつて女学生のチマ・チョゴリが切られたと発表され、発表元の朝鮮総連の支部に被害者を紹介して、と頼んだが拒まれた」と自らの経験などから、迫害が在日団体による政治的演出の可能性を示唆した。だが、会場の在日識者らから「どういう意図の発言なのか。暴行や脅迫の事実はある」と激しく反発される一幕もあった。(略)
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著書【言わせていただきます】
「核、核言ったって何も起こりようがない事を、多くのテレビ人は知っていた。そして、ダサイ北朝鮮を叩いて正義感を装った。今回の北朝鮮核問題(94年)の危機シナリオは憶測とイメージで構成され・・・」
チマチョゴリを切ったのはテレビに踊らされた人々であり切らせたのは危機のシュミレーションをもてあそんだ一部の人々とマスコミである。
それでもチョゴリを着ますと、チマ・チョゴリを切られた女学生がテレビで言う。その姿がチョゴリと同じように美しかった。
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狭山事件の現地調査
狭山事件の現地調査に参加しました。
応援団の団員も参加してにぎやかに終了。
どんなことでも、現地に直接行く、当事者と話をする、
会うということは本当に大切なことですね。
といいながら、
辛淑玉 著 文春新書
『愛と憎しみの韓国語』では
「……、大木金太郎はふるさとの地で静かに死んだ。」
(225ページ)
という箇所がありますが、読者の方から指摘を受け、調べたところ、
これは誤りであることがわかりました。
大木金太郎(金一)氏は現在韓国で闘病生活を送っています。
ここに訂正し、関係者の方々に深くお詫びいたします。
http://www.sps-kogasha.co.jp/oki/oki.htm(リンク切れ)
http://www.sps-kogasha.co.jp/topic.htm#oki(リンク切れ)
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(「新・時代を語る 辛淑玉さん」西日本新聞 2001年8月5日)
「三国人発言」の石原慎太郎東京都知事に真っ向からかみつき、日本の戦争責任についても堂々と論陣を張る。常に鋭く「日本人社会」を問いかけるその目に、小泉純一郎首相の靖国神参拝、歴史教科書問題はどう映っているのか。
総理大臣が靖国神社を参拝するってことの持つ意味、それは簡単だよ。「侵略戦争は正しかったんだ」と宣言することになる。ただそれだけ。でもそれは、アジアの国々と手を取り合って生きてゆく道を選ばないという、見事な決別宣言にもなる。
靖国神社は、八紘一宇の精神のもと、天皇のために死んでいった人を神としてまつっている。とくに、先頭に立ってアジアの民に対する虐殺命令を出した人たちが、英霊としてまつられている。つまり、虐殺の象徴だからね。殺された側から見れば。ヒトラーをまつっている場所に、ドイツの国家元首が行くのと同じなわけ。殺されたユダヤ人はどう思うか。それを考えれば、いかにおかしいことかって分かるはずだよ。
小泉首相は戦死者に「心をこめて敬意と感謝の誠をささげたい」と靖国参拝を表明。A級戦犯の合祀については「死者をそれほど選別しなきゃならないのか」と言う。反発の強い韓国、中国に対しては、参拝後に対応を考えるとの姿勢だ。
だったら、その兵隊さんに殺された人たちはどうするの。例えば特攻隊は、国家が「死ね」と強要した。でも、国家に殺された兵隊さんたちは、より多くの、アジアの民を殺したんだからね。
それを命令したのは、時の権力者だよ。小泉さんの何十代か前の、総理大臣だった人がそれをやったんじゃないか。小泉さんが一番先にやることは、まずアジアの国々に行って、「申し訳ない」ときちんと謝ることでしょ。それがマナー。日本によって殺された人たちへの、ざんげのお参りをしてください。「参拝して何が悪いのか」って言ってるけど、同じ言葉を、植民地支配した国で言ってみてください。それとも日本国内でしか言えない言葉なのかな。
靖国参拝だけでなく、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書問題でも「過去」をめぐって日本と韓国、中国の関係はギクシャクしている。日本人が、今問われているものは何なのか。
日本人って、国家を背負うんだよね。私は「だったら韓国へ帰れ」ってよく言われるけど、「ここ(日本)はあなたの家ですか」って言い返す。そういう人たちって、自分が国家を背負って発言しているんだよ。
「アジアに対して、いつまで謝ればいいのか」って言うけど、別に「あなたに謝れ」なんて言ってない。「あなた」は何も悪いことしてないんだから。加害者に謝ってくれと言っているわけよ。アジアから「謝れ」と言われると、自分が言われたと思っちゃう。見事なレトリックだよ。
従軍慰安婦にしても、加害者って日本人だけじゃない。日本帝国主義の手先になって、朝鮮の女性をだました朝鮮人の男たちが山ほどいる。それに連なる人物が、何の罰も受けず、今の金大中政権の足元にもたくさんいる。被害者から見ると、日本人の男も朝鮮人の男も加害者なのね。それを日本人が加害者で、朝鮮人は被害者だって、国家の枠組みでみることが、いかに被害者を救わないか。
今生きている日本人がしなきゃならないことは、国内の加害者を見つけ出して、罰すること。個人の罪を、きっちり見つめること。「あなた」の罪は、加害者を温存し、逃していることだよ。
A級戦犯について、東京裁判は一方的だって言う人がいる。でも、じゃあ日本人は、きちんと自分たちの手で戦争責任を追及したわけ?
「つくる会」の教科書を支持する世論は、いつまでたっても「謝れ」って言われることへのフラストレーションが背景にあると思う。でもそのフラストレーションって、国家と個人を一体化させ、ずっと権力にだまされて生きてきた人たちが、これ以上だまされきれなくなって、ためこんでいるものじゃないのか。
日の丸、君が代、靖国、教科書って、グローバル化に押しつぶされそうな人たちの、いやし系グッズなのよ。フラストレーションがたまったところに、「いいんだ。日本は何も悪くないんだ」と言われると、ほっとする。いつもそうやって、人々はだまされてきたことを、忘れている。
(聞き手=東京報道部・宮崎昌治)
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『在日コリアンの胸のうち』より
質問:あなたが「植民地支配=搾取」と短絡的に考えるのに首をかしげる。台湾人が「日帝50年」とか「植民地支配による収奪を受けた」などと朝鮮人ほどに言わないのはどう説明するのでしょうか。<『日本人対朝鮮人』(光文社)の読者>
回答:よく、セクハラ研修で、「(さわられて)喜んでいる女もいる」と反論する人がいますが、喜ぶ人もいれば、喜ばない人もいるのです。女は一山いくらではありません。
あなたの考えでいくと、たとえばイギリスの植民地支配に抗議するには、インドと中国とアフリカの人びと…と、ともかくイギリスに支配された人たちが一致団結してからでないといけないということになります。どこか一カ国でもイギリスに文句を言わない国があれば、他の元植民地もイギリスに抗議してはいけないことになります。
台湾のどういう人が、日本に対して文句を言っていないのか、私にはわかりません。ただ、一般にその人への悪口は、その人の耳には入らないものです。
質問:従軍慰安婦問題はどこの国の歴史にも出てくる問題
なのに、なぜ日本だけが問題にされなければならないのか?
<男性>
回答:近代国家の軍隊が、組織的に大量の女性を性奴隷にして戦場を連れ歩き、強姦し続けたなどという例が日本以外のどこの国にあるのか、ご存知ならば教えてください。
戸塚悦朗さんの『日本が知らない戦争責任』(現代人文社)を一度読んでみることをおすすめします。
質問:北の工作員により日本人や韓国籍の人が連れ去られ、
行方知れずになっています。北朝鮮はオウムより恐ろしいのでは?
<手紙・女性>
回答:オウムはひどいことをたくさんしたけれども、一般信者は関与してないし、彼らの知らないうちに行なわれていたというのが実態でしょう。そんな一般信者をむやみに恐れたり迫害するのはおかしいと思います。
北朝鮮についても同じことが言えるのではないでしょうか。
横田めぐみさんについては別の質問でこんなこと言ってます。
「日本から連れ去られた少女」については、北朝鮮の工作員が本当にそういうことをして、その少女が北朝鮮にいるなら、直ちに自由帰国する権利が保障されなければいけません。
また、そういう行為をした人を犯罪者として断罪しなければいけない。
私の大嫌いな言葉
頑張る、和、恨、ウリ、国益
「君はどうしてクリスティン・ヤマグチ(日系アメリカ人のスケート選手)のようになれないんだ」(友人)
クリスティン・ヤマグチは、「私はアメリカを愛しています」と言った。
しかし、クリスティン・ヤマグチと私とでは、前提が違う。彼女は、法的にも、アメリカ人としてすべての権利を持っている。
私は、外国人として公的サービスから外されている存在である。米国の代表として国際舞台に出られる彼女と、日本の代表どころか、排除の対象、犯罪者予備軍として扱われている在日とでは天と地ほども違う。しかも、この友人は「君が望んでたたかれているんだろう」と言った。好きこのんでたたかれる人がどこにいるだろうか。この友人、他人に格下げしておいた。
「クイズ日本人の質問」(NHKの番組のタイトル)
番組の参加者には外国籍住民もいる。しかし、なぜか“日本人の質問”。
日本人とはどこからどこまで?
「キョポジョ、イルボンマル、コンブハゴイッソヨ(僑胞でしょ、私、日本語勉強しているんですよ)」(若者たち(韓国人))
日本語を学ぶために近づいてくる魂胆が丸見えの人がいる。
かつて、白人を見ると英語を学ぶために友達になろうとした連中とダブって見える。
「帰れ!」(あちこちで)
どこに?うまれたところですか?ならば渋谷です。
朝鮮人は祖先の地・朝鮮に帰れとおっしゃるのですか?
だったらあなたも祖先の地にお帰りください。
「ヨギヌンハングギダ(ここは韓国だ)」((韓国の)入国審査やあちこちで)
・抜粋
だからなんなのさ。あなたが韓国を作ったのか?
「あなたは、きちんと勉強した人ではないだろう」
「あなたは、体系的に勉強をしたことがない」(在日の知識人たち)
・抜粋
こんなにか弱く、無学な乙女が、声をあげなくてもいい社会にしてくださることを念じてやみません。
「(シンスゴを)普通じゃないわよ、純情な娘じゃない」(同胞の年倍女性から)
さすが!それを見抜くあなたも、普通じゃない。
「外国人の目から見た日本について語っていただきたい」(クライアント)
日本で生まれて三代続いた江戸っ子なんですがねぇ。
「帰化しないのですか?」
「じゃ、お国には帰らないのですか?(あちこちで)」
お国とは、どこのことでしょうか?
日本の社会で一般に言う「お国」は、県レベル。
「山口です」「香川です」「岩手です」といったもの。
それからすれば、私の場合は「東京です」になる。そうではなく、祖先の地というのであれば、どこまでさかのぼればいいのだろうか。
韓国、中国・・・。それとも、人類発祥の地までいこうかなぁ。
「『朝鮮人』を商売にしてこれだけ稼いでいるのはあなただけですか」(学者)
朝鮮人を侮蔑して稼いだ人たちの足下にも及びませんわ。
最近ボロ儲けしたのは大日本帝国だったかしら。
質問1
在日韓国人が公務員になるのは絶対反対。
国家の権力を行使できるのはその国に忠誠を誓った人間である。民族は国籍を超えた概念であり、日本国籍を取ったからといって「韓民族」としてのアイデンティティを捨てたわけではない。在日韓国人が政治的要求を日本政府に行なうのであれば、どんどん日本国籍を取るべき。
国に忠誠を誓った人間が国家権力を行使する・・・。あなたの言う「国」とはいったい何なのでしょう。忠誠を誓われているのは、実は国家権力を握っている権力者たちではないのですか。だとしたらこの主張は堂々巡りで、権力を持つ者が自分のために権力を行使する、というだけのことになってしまいます。
本来、公務員が忠誠を誓わなければならないはずの「国」とは、その国の理想としての国家理念のことであるはずです。そして国家理念は憲法という形で明文化されています。ならば、公務員は憲法に忠誠を誓わねばならないし、逆に憲法に忠誠を誓う者であれば誰でも公務員になってかまわないはずです。ところがこの国では、憲法を敵視し、憲法の理念を踏みにじる連中ばかりが国家の中枢で権力を振るっています。こういう国を「おかしな国」と呼ぶのです。
質問
北朝鮮への食糧援助は、沈む船にペンキを塗りに行くようなものであり、するべきではない。たとえ日本と戦争になっても、長い目で見れば犠牲者がむしろ少なくなるのではないか。今後の日朝関係は、ミサイルの一発や二発やられる覚悟のうえで、冷静に対処する必要がある。植民地支配に対する責任もあり、ことがおさまったときに援助をすればいい。本当に相手のことを考えるなら、いまは必要以上のことはしないのが本当の親切です。
解答 辛淑玉
沈む船にペンキを塗る程度のことでは、たしかに結局は沈んでしまうでしょう。しかし、沈みそうな船があるとき、何もしないでいていいのでしょうか?船の船長が悪いからといって、乗ってる人たちまで一緒に沈んでしまっていいのでしょうか。「たとえ戦争になっても、長い目で見れば犠牲者がむしろ少なくなるのではないか」というあなたの予想は、当たるかもしれないし外れるかもれない。両方やってみて結果を比べるというわけにはいかない性格のものだから何とも言えませんが、はっきりしているのは、戦争になれば大変な犠牲者が出るということです。「ミサイルの一発や二発やられる」程度で済むかもしれないのは日本の場合で(アメリカ市民の犠牲はおそらくもっと少ないでしょう)、
北朝鮮と韓国に住む人々はとんでもない被害をこうむることになります。もし戦争になったら、ソウルはどうなると思いますか?どうしてそんなことが気楽に言えるのか、私には理解できない。戦争は、なんとしても避けなければならないのです。アメリカが戦争を継続できなくなるような手段を、北朝鮮は必死で考えるでしょう。あらゆる手段を尽くして戦争を防ぐというのが、日本の国是だったはずです。それがいつの間にか、戦争を覚悟する時代になってしまいました。ただし、ミサイルについて、「一発や二発やられる」覚悟で冷静に、という考え方は正しいと思います。テポドン騒動以来の日本は明らかに冷静さを失っています。
質問
北朝鮮への食糧援助はすべきではない。人道的には援助したいが、北朝鮮政府の延命につながる。貧困な人びとに届くとは思えない。援助をするなら日本のマスコミの取材を自由にさせるべき。それよりも北朝鮮の開国を説得していくことが大切。政府を倒す権利は国民になくてはならない。日本国民はそれを援助することが本当の人道援助。
辛淑玉
今はマスコミより、援助団体が直接飢えている人たちに食料を渡らせるよう、援助活動の行動の自由を食糧援助の条件として求めていくことが大切でしょう。私は、北朝鮮の軍人も人間だと思います。おそらく多くの人は、食うために軍に入ったのでしょう。日本の自衛隊だって、農家の次男や三男が少なくない。彼らの多くは軍人になって戦争に行くために入隊したのではなく、「食うため」、あるいは資格を得るために、自衛隊という職場を選んだのではないでしょうか。私には援助してもしなくても、簡単に北の体制が倒れるとは思えないのです。どんなに飢餓状態になろうと、権力者は生き延びるものです。どんなに飢餓になっても、権力者の周りにはあふれるばかりの食糧があるものです。
北の体制を打倒したいのだとしても、もっと冷静に考えるべきでしょう。北の政権が危機的状況なら話は早いのですが、そうではありません。外国から食糧が来なかったからといって、金正日体制の崩壊が早まるとはとうてい思えないのです。むしろ、まだ圧倒的な支持を得ているというのが本当のところではないでしょうか?日本は、戦前・戦中の天皇制の下で、本当の意味での食糧危機を体験していません。だから、抑圧された体制下での飢えの苦しさが想像できないのかもしれません。日本の場合、敗戦までは「外地」から食糧を収奪して配給にあてていました。敗戦までの間、日本本土ではほとんど餓死者も出ていませんが(もちろん食糧の配給が十分だったとは言えないけれども)、その一方で、たとえば大量に米を奪われたベトナムでは百万から二百万にものぼる餓死者を出す凄惨な飢餓地獄が出現しました。朝鮮半島ではもっとひどい搾取をしました。
そんなふうにして奪った命の米を、日本人は「外米」と呼んで馬鹿にしながら食べていたのです。日本が本当に食糧危機に陥ったのは収奪ができなくなった戦後のことなのです。北朝鮮には、米を奪ってこれる「外地」はないのです。
質問
北朝鮮に食糧を援助したい人は、私財でしてから話してください。説得力がありません。税金を払っている人に義務で押しつけないで。一日も早く援助しろという意見が出ているが、一日も早く日本から連れ去られた少女を見つけることも大切だ。
辛淑玉
勘違いしないでください。あなたの私財で援助しろと言っているのではありません。税金をどう使うかについては、食糧援助したい人も、そうでない人も、納税者はともに意見を言う権利があります。たしかに、国家間援助だけが援助ではありません。個人が自らの意思で働いたとき、そこには国家と同じだけの重みがあります。しかし、日本の多くは、援助は国がするものと考えています。欧米では、援助の何割かはNGOにのまま流れます。国が動脈だとしたら、NGOや市民は毛細血管の役割をしながら、国ではメンツが邪魔してできないことでも、市民が手をつなぎ合って行なうことができるのです。「日本から連れ去られた少女」については、北朝鮮の工作員が本当にそ
ういうことをして、その少女が北朝鮮にいるなら、直ちに自由帰国する権利が保障されなければいけません。また、そういう行為をした人を犯罪者として断罪しなければけない。拉致されるということの恐怖感は、私たち在日にはよくわかるのです。かつて韓国の朴正熙政権の工作員たちが、金大中氏を東京から拉致したとき、軍事独裁政権に反対する立場だった在日の多くは自分のこととしてそれを感じました。そのときの日本政府の対応。日本政府は、領土内にいる人が連れ去られても何もしない、そういう政府だったのです。たとえばNGOの活動家が、食糧援助のために北朝鮮を訪れ、直接援助をすることで、そういう問題の真相が少しでも明らかになれば、というのが私
の思いです。
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http://www.asahi.com/english/weekend/K2001120900069.html
Most of those who appear to be right-wingers,
she says, are just frustrated people feeling the same sense of isolation
that minorities such as herself feel.
Many, in fact, are Koreans, she said.
「右翼と思われる人たちの大部分はフラストレーションを抱え、
マイノリティ(彼女自身もそうだが)が感じているのと同じ孤独感を
感じている。実際、その多くがコリアンだ」と彼女は言った。
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A third-generation Korean resident, Shin's grandparents came to Japan
as laborers at the end of the first decade of the last century.
在日三世である辛の祖父は、1910年に労働者として日本に来た。
<-- 1910年頃ってことは、「朝鮮人内地渡航制限」の実施前。
朝鮮人が増えていざこざが増えてきた頃だね。
もちろん徴用などない。単に経済的理由ってことだ。
彼女自身が苦労した話などが載ってるが、
こいつが「強制労働がどうの」と言う資格はない。
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在日韓国青年会 会報
「アンニョン!」第4号
自分の仕事について
略)
「世界の孤児」と言われている日本では今、企業の改革が一番大切なことなのね。だから、人材を通じて企業を変革し、日本を変える。そういう仕事をしています。人材育成と言うよりは「人材創造」の仕事と言った方が的確かな。
略)
みんな一緒だと思うんだけど、私は、日本人の体験が無いし、いつも韓国人だったから日本人がどんな優遇されてて自由なのかは全く知らなかった。略)
向こうが「朝鮮人」だってことで差別、区別しているのに「朝鮮人」であることを否定して戦うことはできないよね。
略)
日本は閉鎖社会でしょう。「在日」の一番まずいところは、その閉鎖社会の中で更にまた閉鎖社会をつくっているところじゃないかな…。
「在日コリアン」は、日本における外国人定住者の先駆者だから、在日社会だけでまとまるのではなく、日本が今、国際化に向けてどんどん門戸を開いているなかで、リーディングマイノリティー(少数民族のリーダー)としてのポジションをキープすることと思う。
略)
私たち「在日コリアン」は本国に帰国して生きていくことはできないから、一個の人間として考えた時に、自分のポジションをさらに有意義に活用するとしたら、リーディングマイノリティーとして日本社会の開放(解放)をしていかないといけない。政治ばっかりに固執してるのってカッコよくないよ。
略)
指紋押捺のこと、話したことあったっけ?
以前にうちの社員が「うちの社長は韓国人だから外資系だ」っていうのね。てことは治外法権だから、うちの会社に来る日本人みんなに指紋押捺させようってことになった。それを日本の子が考えだしたんだよ。
ウドン屋、新聞屋、セールスマンの兄ちゃんなんかに、指十本指紋押さないと事務所に入れてあげなかったんだ。「ここ韓国人の会社だから指紋押さんかい」ってゲームのノリでやったんだけど、指紋押捺の問題を日本人に知らしめる上では効果てき面だったね。
ここ「外国人の会社だからね」って笑ってやると、日本人は「何かこれみょうだな」って思うわけよ、そういうのって大事なものだと思うのよ。
実際にやってみると、日本人は初めて自分がマイノリティーになったことを体感するのね。だからさ、こう、腕を振り上げて拳を振り回して日本を変えようという運動は、もうトレンディーじゃないと思う。これからは、地域住民をいかにまきこんでいくか、といった働きかけが必要じゃないのかな。
民族名を名乗っていると、自分が勉強しなきゃいけないものが何なのかってことも教えてもらえる。
本名を名乗っていたら、日本の子たちが聞いて来るじゃない。韓国のこととか半島のこととかさ、知らないわけにはいかないんだな。それによってものすごく大きく自分も伸びていくからね。
日本人の「師匠・先生」は在日コリアンです
略)
日本て今、価値観をずらさなきゃいけないって言われてる時代だから。それを誰に勉強するのかっていうと、間違いなく「在日コリアン」に教えを乞わなければ、もう日本の社会は、日本の社会でやってかれない。だからこれから、日本が国際化していこうと思ったら、師匠・先生は「在日コリアン」ですよ。明るく、前向きに、気持ちよく教えてあげましょうや。
略)
具体的にはプランナー、マーケッター、市場を見るとか、プランニングをするとか。アジアの感性をもっているから国際的デザイナーもいいと思う。 専門分野で「神様」がでる確立は高いだろうね。日本人は神様となる人間は少ないけど、宣教師はたくさんいる。だから、日本人の社長の下に韓国人がいると、先ず無理。反対だと、いい会社作れんだこれがまた。指示待ち態勢の人にとって神様は必要だし、それによって責任から逃れられるかね。
アジアの中で思考的なリーダー、方向性を決めるリーダーは韓国がやって、日本が細かい精密機械とかその思考をバックアップする工場群になってだな。そしてそれを補佐するのがほかのアジアの国々。そうすれば、アジアってのは世界の新秩序を創るよ。
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「三重県水平社創立80周年記念」メッセージ(抜粋)
多くの同胞先輩たちの、血と汗と涙の歴史の上に今の私がある。
差別の構造が変わらない傍らで、意に反して陽を浴びている私がいる。
だからこそ、差別のためにこの場にいない人たちの身代わりとして、
自分には何ができるのか、それを考え、いつも心に決している。
そんな私に寄り添い続けてくれるものの一つが「水平社宣言」である。
水平社宣言は、「部落民」のためだけに発せられたものではないと思う。
抑圧されている全ての人々が人間らしく生きるためにかざされた闘いの宣言なのだ。
わたしの周りにいる、家庭内暴力や障害者差別と闘う多くの友のノートには、水平社宣言のコピーが貼り付けられている。
彼女たちは言う。
「これを読むと勇気が湧いてくる」と。
この思想がある限り、私は希望を捨てない。
日本が世界に誇れるものは、サムライでも、トヨタでも、アニメでも、もちろん天皇でもない。
それは、「水平社宣言」なのだ。
在日朝鮮人三世 辛淑玉
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ついでに辛淑玉も御覧下さい。こいつのアホさがにじみ出ているというより全開です。