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 笠原十九司と「南京大虐殺否定論13のウソ」

 本多氏らは御丁寧に売国奴が集まり「南京事件調査研究会」などというものを作っている。「南京大虐殺否定論13のウソ」の中で、写真についても書いている。それを書いているのが、「南京事件」(岩波新書)に朝日新聞のアサヒグラフ昭和十二年十一月一〇日号に掲載された、「我が兵士に護られて野良仕事より部落へかへる日の丸部落の女子供の群」とキャプションがはいった写真を、「日本兵に拉致される中国女性たち」と書いた笠原十九司都留文科大学教授というのも笑えるのだが、その笠原氏は「批判され気付いた時点で誤用写真を改めれば、著書全体の信憑性はより高くなるのである」と開き直って書いている。

 この写真については笠原氏も、「南京大虐殺否定論13のウソ」に書いた「日本兵に拉致される中国女性たち」(南京事件・岩波新書)というキャプションが、実は「日本兵に拉致される江南地方の中国女性たち、国民政府軍事委員会政治部『日冦暴行実録』一九三八年発行所蔵」というキャプションであったことを隠して書いている。当時の支那の宣伝部である「国民政府軍事委員会政治部」によるプロパガンダ写真と分かっていて使用していたといわれても仕方ないのである。そうでなければ、都留大学教授という職にあるこの笠原という人は何も考える事のできない単なるバカ、脳みそが腐っていると言われても仕方ない。当たり前である。これらの写真は本人も書いていたように一九三八年支那から出されている写真集である。普通は戦時中の写真は自軍にカメラマンが同行して自軍の方から写真を写す。ところが、日冦暴行実録のうちの多くの写真は、これらの写真を写した「日本人」の側にいる人間が「日本」が行ったはずの「蛮行」を、まるで記念写真、スナップ写真のように真直で写しているのである。当然、野蛮なはずの「日本」軍と行動を共にしている人間でなければ不可能なのである。そんなことが可能な「支那」人がいるとも思えない。ましてや、戦時犯罪の決定的な証拠となる「はず」の「日冦暴行実録」に掲載された写真が元になって、戦後、連合軍にB・C級戦犯として裁判にて断罪された日本軍人はいるのであろうか。私は知らないので、笠原、本多両氏にはぜひお教えいただきたいものである。(同じ写真が「中国の日本軍」には「日冦暴行実録」ではなく、南京市より提供されたもので、それは日本軍捕虜が所持していたものと書いてある)


 何にしても「強姦記念に写真」というキャプション・・・アホ過ぎます。強姦という犯罪を犯して、それをわざわざ自分で証拠として残す・・・・。まったく同じ写真を何の考えも無しに自分のマンガにそのまま使った、あのクサレ漫画家の
本宮ひろ志なみの頭です。そんなクサレ漫画家を後生大事に今でも使い続ける出版社には感心する。

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