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お笑いを一席
あるバカライター
5月30日火曜日 (原文は平成12年に書いたものです)
随分前の話になりますが
ある日に女性がお二人で店にのみにいらして下さったと思って下さい。
Tの女性は二度目の来店、Sという女性は当店にははじめてで、自称日本酒に詳しい業界の人。
T「私、電話では長谷川さんと話した事あるんですけど、まだ会った事ないんです。」
S「私なんか何度も会った事あるわよ。」
飲み屋の親父(以下O)「・・・・・・・・・・」
T「マスターだれか、結婚相手募集中の人知りません?」
O「・・・・・・・・・・さあ〜」
S「蔵元としなさいよ。私が紹介してあげるわよ。高木クンなんかいいじゃない。紹介してあげるわよ。私なんか部屋に帰れば蔵元のデーターなんか全部パソコンに入っているんだから。」
O「すみません、高木クンてだれですか?」
S「十四代の高木クンよ。」(今話題の山形の蔵元さん)
O「あのう、随分前に結婚しましたけど」
S「じゃあ、西クンなんかいいじゃない。」
O「どこの西さんですか?」
S「西クンよ。」 (鹿児島のこれも今話題の蔵元さん)
O「あのう、焼酎の蔵元さんの西ですか。」
S「そうよ、西クンよ。」
O「高木さんのすぐあとに結婚しましたけど。」 (いいかげんにせいよと心の声)
S「じゃあ、○○○くんなんかいいじゃない。」(まだ言うか。このばかとまた心の声)
O「あのう、どこの○○○くんですか?ひょっとして、○○○○○の○○○さんですか。」
S「そうよ、○○○○○の○○○クンよ。」
O「あのう、あそこの蔵は○○○一族ですから、私の知っているだけで四人ぐらいいますけど。」(これは以下の理由でさすがに、蔵元名はいえません。)
S「○○○○○の○○○クンといったら○○○クンよ。」
O「あのう、ひょっとして○○○○さんですか。」
S「そうよ、○○○○○の○○○クンよ。」
O「あのう、子供五人に愛人二人いますけど。」(三番目の愛人として紹介?まあ断られるだろうけど・・・・)
T「・・・・・・・・」
S「・・・・・・・・」
(会っただけで大して知りもいないひとを、偉そうにクン付けで呼ぶなよ。)と心の声。 すみません毎度ばかばかしいお笑いで・・・
そのあとこのS・Rというバカライターは、ブルータスという雑誌に『日本酒にヴィンテージがあるか?』などとバカな記事を書いていました。Tが、電話で聞いてきた時に、絶対ない。各蔵元さんによってのでき不出来があるだけだ。とあれほど言ったのに、めちゃめちゃな記事を書いていた。(それも開店前のクソ忙しい時に電話をかけて延々三十分もいろいろと聞いて来て、人に説明させといたくせに・・あほか)
だいたい、あの記事もこのSが、Sの友人(とS本人がいっているのだが、どうせ名刺を交換しただけでしょう。)松崎さんと東一の勝木さんに取材した事になっているのに、記事のどこが勝木さんの言っているところか、松崎さんの言っているところかわからないひどい書き方でした。ましてや一部の県の金賞の蔵元数など書いても今回の主旨とはかけ離れ過ぎていて、それを無理矢理くっ付けようとするから全然文章として何を言いたいのかわからんひどい最低の記事でした。