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明石元二郎
日記の文責はすべて、酒たまねぎや店主の木下隆義にございます。
明石元二郎と台湾
平成23年8月18日木曜日晴れ ××× 124
下記は明石元二郎陸軍大将が少佐時代の明治二十九年(一八九六年)十月に川上操六参謀次長などと台湾を巡視した時に書いた文章です。
我が国の植民地統治と他国の統治の違いがよくわかる文と思います。
「台湾島の兵備軍制は、常に其行政と相関連するを以って、兵備を論ずると共に行政に論及するの必要は免るる能はざる所なり。全て各機関の組織運営は、今日に於いて社会の一問題として議論百出する所なり。文武官の軋轢を防遏すべし。
凡そ血を流して人の国を併せ、難を排して之が経営を計る所以は、何人もその目的を知るを難しとせざる所にて、他の富を移して己の富を増すに過ぎず。世界列強の植民地一として此準縄に従わざる者なし。故に始めより人権の軽重をして本国と同一ならしめ、一視同仁主義の政策を行なわんとするが如きは、独り百年の施政に困難を残すのみならず、新領土の人民をして習慣を失はしめ、其仁政を徳とせざるの感を生ぜしむること往々免れざる所なり。
(夫れ成木を速にせんと欲して、徒に肥料を損し、萠芽を枯死せしめ、発育を急にせんと欲して、徒に食糧を失い、雛鳥を斃すが如きは最も感心せざる所にして、須く暫次の開発感化を期せざる可らず。是を以て『其地方の制度慣習の如きは、我利益を損せざる限りは之を許容し』)故に人権の如きは、成るべく吝惜し必要に応じて之を興ふるも、之に反し其従来の習慣制度は成り得る限り、之を許容し漸を以て開発感化するの手段に依らざる可ならず。約言せば、可成従来該島に行わるる厭制は改めずして之を保存し、以って我利益の為転用すべく、風俗慣習等は其報酬として彼の好む所に任ずるに在り。之の如くせば、台湾島を(本土と同一の精神を有する)真の日本国となすに、幾多の歳月を累ねざる可らざるを以って、其手段の遅緩なるを咎むる者あらん・・・・」
「世界の歴史を変えた日本人 明石元二郎」(清水克之 さくらの花出版 平成二十一年刊)P四十八〜四十九
今日の河岸は入荷が薄いので、価格はメチャ高いし、塩水雲丹の入荷も無し。
Oさん来店。
御自宅のクーラーが壊れて大変だったそうです。
Sさん二名様で来店。
営業終了後、「Arrivee」さんに久しぶりに伺う。
記憶無し。
帰りにコンビニで山ほどいろいろな物を買って来ていたが全然覚えていない。
サル以下・・・・・
エビではなかったと思うが・・・・・