渡辺恒雄と若宮啓文と靖國神社

11月1日火曜日晴れ△
下記は手元にある「『靖国』と小泉首相―渡辺恒雄・読売新聞主筆vs.若宮啓文・朝日新聞論説主幹」と題された朝日新聞社から十年前に出された対談本です。
この本の但し書きは「靖国神社首相参拝に異議あり! 月刊誌『論座』に掲載され、内外に大きな反響を呼んだ対談を、雑誌には掲載できなかった部分も含めて収録した完全版。」となっていて、文中には下記のような発言があります。

渡辺
<僕は学生時代から本当に反戦を主張してきました。戦後すぐ、まだ東大の学生だった頃、学内に各政党のビラが張ってあって、社会党までが「天皇制護持」と言っていた。ところが共産党だけが「天皇制打倒」と主張していた。それで僕は共産党に入ったんだ。
先の戦争で、何百万人もの人々が天皇の名の下で殺された。僕も徴兵され、二等兵でしたが奴隷的に酷使された。幸い僕は生き残ったが、ひどかったのは特攻隊です。あれは強制自爆だからね。戦況がだんだん酷くなると、戻ってくる燃料の入ってない飛行機に乗せられて自爆を強いられた。さらにエスカレートすると、今度はグライダーですよ。飛行機にくっつけたグライダーに乗せられ、目標めがIMG_0124けて放り出される。

多少噴射ロケットみたいなものは付けていたけど操縦はできない。当然、生還の可能性はゼロです。だから、とにかく自爆の強制です。要するに飛行機がもったいないから、グライダーみたいなもので自爆させる。そういう残酷なことをやったんだ。僕は戦時中、こんなことを国がやるということは許せないと本当に思っていた。しかも天皇の名の下にでしょ。実際には、統帥権を持つ天皇には許可を求めず、軍が勝手にやらせたのですが。

戦時中の体験もあって、そういうことを命令した軍の首脳、それを見逃した政治家、そういう連中に対する憎しみが未だに消えないですよ。>
p六〜七

桜花は自ら操縦して敵艦に突入する特攻兵器である。
このアホは桜花だけでなく、以前も殉死された黒木博司少佐、樋口孝少佐のお二人が十二時間生存していたように、十時間以上活動出来る酸素が艇内にあるという回天の構造も知らないくせに「特攻隊員たちの遺書が自身の執筆活動の原点」とほざくあの歴史を知らない歴史の大家というアホの保阪正康と一緒に回天について嘘ばかり言っていました。

<渡辺
日本軍の残虐性を象徴的に示しているのは、特攻だと思います。みんな志願して特攻にのぞんだと言われていますが、上官に命令されたんですよ。上官は天皇の命令であり、志願しないとぶん殴られるから出撃する。だけど怖くて途中で帰ってきちゃう人もいた。三度帰ってきて、ひどい目にあったという特攻兵だっているんです。人間魚雷・回天にいたっては出撃すると外には出られませんでしたからね。

保阪
回天という特攻兵器は、見ただけで涙がでますよね。本当にひどい。この特攻兵器の搭乗員として訓練中に亡くなった学徒兵(東大生)は、機器が故障し、海中で一時間程閉じ込められたままで亡くなっています。私は、この学徒兵がその間何を考えていたかと考えるのですが、自らの生まれた時代の残酷さに強い怒りを持ったと思うのです。

渡辺
ねえ、あんな残酷なことを二十世紀に、天皇の名においてやったんですから、こういうことをはっきりさせなきゃいかんですよ。>

「論座」平成十八年十一月号 私は「靖国問題Q&A」(内田雅敏 スペース伽耶 平成二十年刊)より引用P二十四〜二十五

 

渡辺
<以前、靖國神社が読売新聞に全面広告を出したいという話があって、僕はちょっと待ったをかけたんだ。ところが、うちは以前、靖國反対の意見広告も出していた。そうすると新聞として片方だけというわけにはいかないので、広告を載せました。これはしょうがないんだな。
しかし、社の主張ははっきりしている。だから、読売新聞は二〇〇五年八月十三日の紙面から、靖國参拝問題の前に、戦争責任の所在を明らかにすべきだというキャンペーンを始めました。>
p十四
渡辺
<加害者の方の責任の軽重をきちんと問うべきだ。歴史的にそれをはっきり検証して、「我々はこう考える」と言ってから、中国や韓国にもどういう迷惑をかけていたかという問題が出てくるのです。やっぱり彼らが納得するような我々の反省というものが絶対に必要だ。読売新聞は読売新聞なりにやりますけれども、これを国の意思として、例えばこっ国会に歴史検証委員会のようなものを作って、やらなければならないと思う。
略)
一方、ジャーナリズムとしては、自分の新聞でそういう考え方を明らかにする義務がある。まあ、ちょっと遅かったんですがね。>
p十七〜十八

この渡辺が偉そうに言っているのは平成十七年夏より新聞紙上で連載した「検証 戦争責任」というシリーズである。
それをまとめたのが、「検証 戦争責任 Ⅰ Ⅱ」(読売新聞 戦争責任委員会 中央公論社 平成十七年刊)である。
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渡辺
<今、僕の考えていることは少数派に属するかもしれないけれども、徐々に多数派になるんじゃないかと思っています。また、なるようにしなきゃいかんと思っていますよ。
一九八五年八月十五日に当時首相の中曽根康弘さんが靖國神社に参拝した時、僕は中曽根さんに反対だと言ったんです。「僕は、東条を断じて許せないし、東条一派を許せない」>
p二十二

下記など、二人ともいかにも人間のクズらしい支那の走狗そのままの発言である。

渡辺
<東アジアの被侵略国の主張を認める前に、日本自らの手で罪があったということを認めなければ、相手国も納得できるはずがない。>

若宮
<その日本が自らしっかりしないから、被害国の側からものを言いたくなるのも仕方ないでしょう。
中国政府は一九七二年の日中国交正常化の時以来、世論の反発を抑えるため、侵略の責任は日本の軍部指導者にあって日本国民にはない、と国民を説得してきた経過があります。だからA級戦犯を復権させるような靖國神社への合祀は許せない。首相の参拝に反対するのもそういう切実な理由があるのでしょう。
一方、そうした中国の言い分を認めない人たちの中には、あの戦争はアジア解放の為に行われたのだとか、自存自衛の戦争だったなどと正当化する人が今も少なくない。そうした右派の人々は概ね国民党の蒋介石を礼賛してきましたよね。
略)
しかし、そういう人たちは戦争中、蒋介石が日本軍国主義をいかに糾弾していたかということを忘れているのではないですか。
略)
「日本軍が占領したどの地区においても、略奪、暴行、火つけを行い、大規模な虐殺を行い」など散々に訴えている。さらには、婦女暴行の事実であるとか、毒ガス弾の使用とか、非人道的な行為の限りを尽くしたと書いている。南京虐殺の後だから、それが念頭にあったのでしょう。
略)
蒋介石がこのように見ていた日本の戦争を、アジア解放の為だったというのは、まあどうしたことか。蒋介石を讃える人が、何故そこの部分だけ忘れているのかというのは、私は日頃疑問に思っているのです。蒋介石が今聞いたらなんというか。遊就館も見せてみたいですね。>
p三十五〜三十八

渡辺
日本軍というのは本当にひどいものだったんだということを、どうしても言い伝え、書き残しておかなきゃいかんと思っているわけですね。
略)
<この点は中国や韓国だって同じだと思う。実際に日本帝国主義の被害を受けた経験のない若い人たちが、反日といえば燃え上がって、暴動まで起こす。それは、日本国民があまりにも罪の意識を持っていないからです。>

若宮
<だから、大変な悪循環になっていますね。中国の場合例えば南京虐殺の数字がどんどん膨れていくわけです。
略>
p四十〜四十一

若宮
<首相の参拝が結果的に「A級戦犯がなぜ悪い」「A級戦犯は濡れ衣じゃあないか」という遊就館につながる思想の人達を喜ばせ、力をつけさせていることです。首相の参拝を強く支持している人たちは、そういう人たちですからね。小泉さんの当初の意図とは違うと思うんだけれども、そのあたりは小泉さんという政治家がもう少し想像力を持ってくれないと困る。右が元気付くほど、中国や韓国では「やっぱり日本は危ない国だ」ということで、観念的に非常に反日が燃えてしまう。>
P四十四

渡辺
<この辺でマイナスの連鎖を断ち切って、国際関係も正常化するために、日本がちゃんとした侵略の歴史というものを検証し、「事実、あれは侵略戦争であった」という認識を確定して、国民の大多数がそれを共有するための作業を始めたわけだ>
若宮
<それは大歓迎です>
P四十六

「『靖国』と小泉首相―渡辺恒雄・読売新聞主筆vs.若宮啓文・朝日新聞論説主幹」朝日新聞社 平成十八年刊

この読売新聞と朝日新聞というクズマスゴミどうしのどうしようもないアホ二人は全て我が国のせいにしているのである。
確かに我が国が悪い。だから支那朝鮮があのような態度に出てきたのである。
もっと普通の国としての外交をしていれば、こんなことにはならなかったであろう。
我が国を貶めてきた我が国の左巻きどもと支那、朝鮮を甘やかしてきた我が国先人が悪い。
支那、朝鮮に対して普通の国のような外交をやってくれば、今もようなことはなかったであろう。

アホらし

回天についての無知

ヒトラーと東條英機を同列にする無知

香港からヤンさんご夫妻二度目の来店。
ヨンキーのお土産を持っていらしてくださる。
香港で日本酒の幾つかの銘柄が異常に高いということが話題になる。
今度は香港で酒の会をやろうと言ってくださる。

Oさんご夫妻来店。

ドンチャン。
記憶あり。
猿よりマシ