ジャスティノ・テランテス・オールド・リザーヴ
11月12日木曜日晴れ△
うちの店は我が国の国酒である日本酒(日本酒つう言い方もどうかと思いますが)を専門に商いさせていただいておりますが、むか〜し飲んでいたワインなども少し残っています。
その中の一本に「ジャスティノ・テランテス・オールド・リザーヴ」という「レモンハート」という漫画に下記のように紹介されているマディラワインがあります。
この漫画には
>テランテスはジャスティノ社の倉庫で発見された
>生産年を特定することはできないながら、19世紀後半のものであることは間違い有りません。
これはインポーターの「ミレジム」という会社の添付資料よりの解説ですので仕方ないことですが、この「百年以上前というのは間違いありません」という売り文句に対して、ワインインスティテュートの駐日代表である堀 賢一氏が根拠がないとコラムに書いたことに対して二〇〇二年に名誉毀損でミレジムが訴え裁判沙汰になりました。
結果として二〇〇四年に下記のように堀氏の記事の正当せいが認められ訴えは却下されています。
<百年ワイン「根拠ない」 記事めぐる訴訟で東京地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040520-00000225-kyodo-soci
ワイン輸入販売のミレジム(東京)が「10年物のワインを100年以上前と偽って販売 している、との雑誌記事で信用を傷つけられた」として、著者らに1000万円の損害賠償 と謝罪広告を求めた訴訟の判決で、東京地裁の宇田川基裁判長は20日、「記事の重要部分は真実」と請求を棄却した。
問題の記事は雑誌「All Man」(2002年6月5日号)に掲載された、米国業界団体の駐日代表堀賢一さんのコラム。ミレジムが扱うワインの品名を挙げて「100年以上前のものとして販売されているのと同じものがロンドンで『十年物』として売られている」と指摘した。
判決などによると、ミレジムはボトルのラベルに製造年などを記せず、「醸造年を特定せずに販売している」と主張したが、宇田川裁判長は「販売促進用に『19世紀後半のものであることは間違いありません』とのチラシを配布している」と指摘した。(共同通信) >
ロンドンで十年もので売られているのを百年ちゅうたらあかんでしょう。
あと、「レモンハート」でテランテスというぶどう品種について、
>二十世紀は一九五四年だけ
確かにテランテスではヴィンテージ宣言は一九五四年と一八七七年、一七九五年しかなされていないそうですが、このような書き方をすると二十世紀の他の年には年の入ったワインは造られてないのかという誤解を招くがテランテスうちの店でも一九六九、一九七六があります。
一応、一七九五年も
一名様来店。
Tさん来店。
三名様来店。
シオシオ
「石松」のマスター二名様で来店。
私も今日はあまり飲まずにさっさと帰る。
猿よりマシ。